位置付け

ピアソン生物分類

生物
動物 界
脊椎動物 門
四足動物 綱
食肉 目
イタチ 亜目
オオカワウソ 属
マサカリカワウソ 種

ハンター協会

上位脅威害獣
甲種モンスター

概要

リーガロノクト大陸の川や運河などの水辺に広く生息する大型のカワウソ。
体長は成獣で140-220cm、体重は30kgに達する個体も存在する。
この種最大の特徴であり名前の由来ともなっているマサカリとは製材用の斧の事で、尾椎先端が広がり、斧の様に見える事からこの名がついた。
尾の斧という『オノ』が二つ並ぶ事を面白がり、斧を持って使う戦士や斧文化を大切にする人々というニッチ層に愛されている一面もある。
この尾を使って硬い貝や蟹を割って捕食している姿も報告されている。
四肢に水かきを持ち、爪は退化している。
腰部は横に大きく可動域を持ち、水中での潜水や素早い旋回を可能としている。

生態

食性は完全肉食で、魚や水鳥、水辺に近付く草食動物などを捕食している。
繁殖形態は胎生で、妊娠期間は60-70日程度。
夏頃、1回の出産につき1-6頭を産む。
幼獣は生後20日程で開眼し、生後2年で性成熟する。
特筆すべき本種の行動様式があり、別種のカワウソは捕獲した獲物を川岸に並べる事があるのに対し、本種は獲物を川岸に並べる事は一切しないが、金属製の武器や防具を川岸に並べる姿が幾度も確認されている。
ラチョス近郊の運河で酔った木こりが斧を落とした際、本種がそれを水中から拾い上げ、川岸まで運んでくれた。という話も残っている。
実態は水中に落ちた金属が水質を悪化させる事を嫌っている、と見る研究者も多い。

利用

尾椎を補強しただけで骨角武器として販売されている地域もある程、頑強な骨は利用価値が高い。
毛皮も水を良く弾き、しなやかで高級外套などへの利用がされている。
牙は水難のお守りとして工芸品とされる。

脅威

河川で最も多く人を襲っているとまで言われている本種は非常に獰猛で外敵が少なく、個体数が急増する事があり、積極的な討伐を要する。
近年特に水辺での採集や釣りをしている際に噛み付かれ、水中に引きずり込まれる事故が多発している。
狩猟クエストの対象となる甲種モンスター認定種。

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