位置付け

ピアソン生物分類

動物 界
脊椎動物 門
四足動物 綱
異節 目
有毛 亜目
オオシャケクイ 属
オオシャケクイ 種

ハンター協会

中位脅威害獣
乙種モンスター

概要

リーガロノクト大陸に生息する異節目で最も大きくなる動物。身体にあるアリクイの様な模様が特徴。爪が大きく成長しており、物を掴んだり魚を採るのに特化している。サケやマス等の栄養価の高い物を安定して食べられている個体は大きく、そうでないものは比較的小さい為、成獣のサイズに非常に開きがある。特に大きい個体をオオシャチクイという俗称もあるが、これは実際にシャチを食べているのではなく、サケやマス等の魚を捕食しているのだが、中でも大きな個体ばかりを狙う習性がある個体を『シャチがもし淡水生物ならシャチでも襲って食べているだろう』と言われ、恐れられた事からこの名で呼ばれるのが一般的となった本種のことである。
珍しい模様の大型獣である事から置物やマスコットとしての人気も高く、ムードメテロの絵本作家による「模様のあるくま」のベストセラーによって一気に知名度を上げた。その弊害として熊の一種だと勘違いされる事も少なくない。
オスは体長200~350cm、体重250~600kgにも達する。メスはこれより一回りほど小さい。
サケを捕食する事で付いた本種の名称ではあるが、サケをシャケと呼ぶ現地の訛りをそのまま種名としている。

生態

通常、大陸の北方河川流域に分布し、春の繁殖期になると行動範囲を広げる。
縄張り意識が強く、繁殖期には特に顕著となり、狂暴性を持つ。
食性は主に魚や小動物を好むが、昆虫や小型の鳥類、木の実なども食べる雑食性。特に秋を越えた辺りから雑食性は高まり、攻撃的になる。
長い爪を木に引っ掛け、樹上から飛び降りながら爪を叩き付ける様に獲物を採る姿も目撃されており、近年目覚ましく賢くなったとの報告もある。
寒冷地で体重を維持する為に、かなりの量を捕食しなければならず、繁殖も難しい事から家畜化は希望薄とされている。
ちなみに家で酒を飲んでばかりで働かない亭主を引き合いに出し「北のオオシャケクイ、ウチの大酒飲み」等と言われ、両方家畜化は難しいとされる。

利用

毛皮として人気があり、頑強な骨や牙、長い爪等は骨角武器としての利用価値も高い。胆嚢に薬効があると信じられており、高値で取引される為、密猟が後を絶たない。
食肉としては獣臭さが強く不人気とされているが、ショウガ、ハーブ、ワインで長時間煮込み、塩と粗挽きコショウで味を整えたシャケクイのワイン煮が一部では人気となっている。

脅威

ハンター協会によると、繁殖期に縄張りを広げる事でハンターとの遭遇率が上がる、養殖サケやマスを襲撃する。等の理由から中位脅威害獣とされる。
緩慢な動きに騙されて気を抜くと一撃でハンター稼業を引退する事になる程の力と爪を持ち、盾で防ぐより避ける事に重点を置いた方が無難とされている。

狩猟クエストの対象となる乙種モンスター認定種。

    内容についてお気づきの点がありましたら、こちらからご連絡ください。
    該当箇所のサブタイトルや本文を明記していただくと対応箇所がわかりやすくなります。
    ※お送りいただいた内容について個別の返信はいたしません、またお送りいただいた内容が反映されるとは限りませんのでご了承ください。