位置付け

ピアソン生物分類

生物
動物 界
脊椎動物 門
四足動物 綱
齧歯 目
リス 亜目
イワジリス 属
イワヅノジリス 種

ハンター協会

中位脅威害獣
乙種モンスター

概要

リーガロノクト大陸で二番目に大きくなるジリスで、額の大きな角状突起が特徴。同属のジリスの中で唯一角状突起があり、名前の由来ともなっているが、正確には額の隆起した骨に生える毛が密集して角質化したものであり、正確には角ではない。長さは通常20~30cm程に整えられており、その形状は多彩である。根元に分泌腺を持つ。この分泌腺から出る分泌液は刺激性で、かぶれや強い痒み、酷い場合は焼けるような痛みに襲われる為、注意が必要である。
体長75~90cm(角状突起を含まない)、春の体重が4~6kgに対し、秋には7.5~9kgと変化し、冬眠明けの春の体重は秋よりも著しく軽くなる。
秋口になると冬毛が生え始め、夏毛より2~3cm伸びる。

生態

大陸の山岳地帯に広く分布し、春の繁殖期になると冬毛は抜け落ち、額の角状突起を岩に擦り付けて分泌腺から匂いの強い分泌液を出し、雌雄を誘惑し合う。その際に角を岩で削り、自分の思うカッコイイ角、可愛い角に形を整える。
縄張り意識が強く、春の繁殖期になると特に顕著となり、狂暴性を持つ。
食性は主に木の実や果物などを好む草食性であるが、昆虫や小型の鳥類、爬虫類なども食べる。特に秋を越えた辺りから雑食性は高まり、攻撃的になる。
前述の冬毛について、長い毛に雪を積もらせ、かまくらの様にする事で空気の層を作り、保温性を高めて冬眠に入る。
毎年冬に毛が全て変わること、角状突起をヘアスタイルの様に変えること、分泌液を香水の様に使う事などから『山岳のファッションリーダー』と呼ばれ、親しまれている一面もある。

利用

毛皮としても食肉としても人気があり、角状突起も切削加工性が良い事や形状のバリエーションの多様さから角盃や水筒としての利用も人気が高い。
分泌液はアルコールで希釈すれば香水となり、雄から採れるものは少し獣臭いが適度な甘さや柑橘系のスッキリとした芳香があり、男性に人気があり、雌から採れるものはフルーツバニラと比喩される程に良質で芳しく、若い女性に大人気の香水となる。

脅威

ハンター協会によると、原液のままの分泌液が傷口や粘膜に付着するとアナフィラキシーショックを引き起こし重篤となる危険性がある、春と秋の長期間にわたって狂暴性が高く縄張り意識が強い、山岳の村落付近において縄張りを主張し出すと人畜に被害が及ぶ、等の理由からモンスターとされる。

素早い動きと分泌液の脅威から近接での戦闘は推奨されておらず、弓矢やガジェット武器等の使用が推奨されている。
分泌液への対処として毒消しの携行が必須となる。

狩猟クエストの対象となる乙種モンスター認定種。

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