位置付け

概要

モーデン地方に生息するタテガミトラ属最大のトラで、体長360～410cm、体重290～380kgにもなる。
頭頂部から尾の付け根にかけてのたてがみが特徴的で、頚椎から脊椎にかけての保温と物理的保護の役割を果たしている。
鋭い犬歯は10～12cm程にまでなり、ネコ亜目という括りで見てもとても大きく、その性質は噛みつくというより切る事に特化している。
前肢が別種に比べて太く、獲物を抱え込むように掴む事に特化している。

生態

食性は小動物から大型の肉食獣まで広く捕食する肉食性。
基本的には夜行性だが朝方から昼にかけても活動する事もある。夜間に待ち伏せして獲物を狩猟するスタイルが最も一般的である。
雄は繁殖期になると長距離の移動をするため、特に夜間の狩猟や移動が活発化し、その移動距離は一晩で30kmに及ぶ事もある。
しかし一度伴侶を見つけると数年間はその場を離れることはない。
その間に縄張りに入る生物にはとても狂暴になる。

利用

鋭く切れ味の良い犬歯はナイフや槍の穂先に加工される事が多い。
皮は鞣すと強靭な革として防具や敷物となる他、乾燥させて太鼓や弦楽器等にも加工される。
基本的に全てとてもレア度の高い素材となる事からかなり高額で取引される。

脅威

ハンター協会によると、人里近くに縄張りを持つと途方もない被害が出る為、モンスターとして扱われる。
素早い動きと鋭い牙や腕力を持つ為、熟達したハンターでなければ依頼は受けられない。
罠や薬を潤沢に準備する事が義務付けられている。
迅速な討伐が必要となるクエストの対象となる甲種モンスター認定種。