位置付け
ピアソン生物分類
生物
動物 界
無脊椎動物 門
多足動物 綱
甲殻 目
カニ 亜目
コウテイガニ 属
スナコウテイガニ 種
ハンター協会
特定外来害獣
下位脅威害獣
丙種モンスター
概要
甲幅は35cmほどだが、開脚時には150cmを超える大型の甲殻類である。
甲殻の形状は扁平で上から見ると横長の楕円形をしており、ざらざらとした感触である。
鋏脚は薄く鋭利で、30cmを超えることもあるなどとても危険である。鋏脚以外の四対八脚は短い棘状突起で覆われている。
通常は背中側が灰褐色、腹側が淡黄色をしているが、潜伏する砂や岩場に合わせて体色を変化させ、擬態する事が出来る。
雌雄による形状の差異はほとんど無いとされるが、雌雄共に擬態元の環境によって見た目が大きく変わる。
生態
繁殖行動以外の殆どを砂中で過ごすため視力はほぼ退化しており、代わりに砂中の振動を詳しく聞き分けている。
繁殖期になると、雄は鋏脚を打ちならし、砂中の雌を呼ぶ。これを受けて雌は雄を探し出し、交尾する。その後雌は水辺へと移動し産卵する。抱卵期間は短く、一度に80~100万個産卵する。
食性は非常に貪欲で何でもよく食べる雑食性。
砂中で待ち伏せ、頭上を通る者は何にでも襲いかかる習性があり、生態系への影響が懸念されている。
利用
可食部が多く、一度に大量の身がとれる事から食用にされるが、食味はあまり良いとは言えず、茹でた食感を出汁などの味で楽しむのが一般的。
大きな甲羅は干した後、表裏に樹脂を数回ずつ重ね塗りして割れや欠けに対する強度を持たせた後、削って形を整えたものを盾や胸当て等の防具とするなど利用価値は高い。
対して武器としての利用も期待されているが、刃こぼれの頻度が高く、それを補う研究が今でも行われている。
脅威
ハンター協会によると、行商人の往来や居住区に繁殖した場合、流通や人畜に直接的な被害が想定される為、駆除対象となるモンスター。
他にも著しく原生動物の個体数を減らす事が危惧された場合にも駆除対象となる。
硬い甲殻に覆われている為、剣、槍、弓矢等の切断、刺突武器の使用は有効ではない。
ハンマー、斧等の殴打、破砕武器の使用を推奨する。
駆除クエストの対象となる丙種モンスター認定種。