ルドラ帝国

皇帝

ルドラ15世♂/ルドラ帝国15代皇帝

  • 「富」「名声「権力」の全てを有しているリーガロノクト大陸の覇者。
  • 人造の機械兵であるゴーレムを使い大陸中の国を支配せんと侵略戦争を繰り返していたが、長らく魔法大国ディアガルドだけ征服出来ていなかった。ルドラ15世の代でついに滅ぼす事に成功する。このため大陸全土の国を滅ぼすか支配下に置き、実質的に世界征服を成し遂げた歴代最高の皇帝。
  • 歴代皇帝と同じく大国の為政者であると同時に優れた研究者でもある。軍への司令は別の者に任せ、自身は前線に立つことはせず、帝都の居城で研究を行なっている。その結果、ディアガルド王国を討ち亡ぼす時に活躍した魔人兵を誕生させた。
  • 帝位継承は出生順でなく、実力主義で決まるため、皇帝は優秀な子供を残そうと世界中から女性を攫っている。
  • 次期皇帝候補にゼロという皇子がいる。

帝国六将軍

ダントン・オラプナー♂/兵器開発統括

  • 片目を隠した眼帯の様なサングラスとカールした髪型が特徴で、美丈夫と言っても過言では無い男。一人称は「俺様」や「ダントン様」等。皇帝や他の将軍がいる際は「私」に変更されている。基本的に思い付いたものには自身の名前を使ったミスマッチなネーミングをする為センスを疑われるが、それも彼の自尊心故仕方の無い事。口癖は「ハッハー!!!」。
  • 軍ではゴーレムの製造、管理、新型兵器の開発等を担当。中でもゴーレムの製造に並々ならぬ情熱を注いでおり、従来のゴーレムよりも性能の高い新型を生み出す事に長けている。彼の製造するものは戦争や抗争以外でも重宝される為、他の将軍等が使用する際はダントンからの使用許可が必要となる。こうした才能を買われスピード出世を果たし、将軍にまで上り詰めた超エリート。本人の野望は『ルドラ帝国の皇帝になる事』だが、現ルドラ皇帝の圧倒的な力に屈するしか無く、配下として働きながらいつの日か自分に勝機が見えるまでひっそりと備えている。
  • 外見からもひしひしと感じるが中身は自尊心と野心の塊で、基本的に自分以外の人間を見下している。特に、立場が下の兵士に対しての扱いが酷い為、部下になる兵士はだいたい短期間で姿を見なくなる。しかしながら、身の回りの世話は専用に改造したゴーレムで事足りる為それ程困ってはいない。こうして彼の元に残った類まれなる生きている部下にはクルトンとスルトンという凸凹コンビがいる。両方とも本名ではなくダントンが勝手に付けたアダ名である。彼らは外の人間にダントンが「良き将軍」として見えるように振る舞っているが、その実、内心どう思っているかは怪しいところである。
  • 普段戦線に出ることは少ないが、大量のゴーレムを操作する様な大戦の際は直接出向く。ダントンもそれなりに訓練をこなしているので決して弱い訳では無いのだが、基本的に自身のゴーレムを動かし戦闘データを取る事を優先しているので、本人が直接手を降すことはほぼ無い。そんな彼の戦いとして記憶に新しいのはエルフの隠れ里・メディナヘイム侵攻である。このメディナヘイム侵攻は当初ザラキエル将軍に与えられた指令であったが、鳴り物入りで将軍になったのを心良く思わないダントンがその対抗心から直接皇帝に打診し、作戦を任される事となった(短編小説8話)。ダントンが総指揮を取り、ゴーレム3000体と帝国兵200名もの軍勢でメディナヘイムを目指す。表向きは「協定締結」であり、予めメディナヘイムへは伝書を送っていた。ゴーレムと兵士を隠すために周辺の森に待機させたダントンは、クルトンとスルトンを伴い郷へと入る。彼らの為にエルフの郷では外部の冒険者も招いた大きな祭が開催され、この上なく盛大な歓迎を受けた。その後、ハイエルフの君主・オンギュルウスと協定の話になるが、ダントンに元々そんなものを結ぶ気は無かった為破綻。森で待機している帝国兵に指示を出し、あっという間に郷を包囲してしまう。この後、郷の者を全員捕らえ、帝国の地下施設での労働者としてしまうつもりだったが、祭に参加しに来た沢山の冒険者達もいる。これは良い機会だと、とあるゲームを提案する。「ダントンゲーム」……冒険者の中から挑戦者を募り新型ゴーレムと戦わせる。新型の戦闘データを取るのが目的。さっそく群衆の中からA級ハンターのタオ・ストラーダが名乗りをあげるが、戦闘の末負傷しゴーレムの前に倒れた。途中にはファルガ・ラムドショットのガジェット銃による援護射撃もあったのだが、ゴーレムの装甲を貫くことは無くほぼダメージも無い。仕上がりは上々で、更なるデータを得る為に、その場で動力アップの改造を施しレベルを上げる事にした。そんな新型ゴーレムの前に立ちはばかるのがエルフの君主の弟でありB級ハンターのカリスだった。
    挑発的な態度で戦闘を挑んできたカリスはすぐにその場を走り出し、釣られてダントン勢もその後を追う。そうして誘い込まれたのは、カリスが事前に大量の罠を仕掛けた迷路のような森だった。しかしながら、新型ゴーレムに通用する事は無くカリスを呆気なく捕らえることとなる。凸凹コンビなダントンの部下2人だけはしっかり迷子になっていた。
    ダントンは再びカリスを群衆の前へと引きずり出し見せしめとして処刑を執行しようとするが、君主・オンギュルウスとその臣下達が駆けつけ戦いを挑んできた。彼らの攻撃もゴーレムに効くことは無く、新型の充分なデータも取れたことに満足したダントンはつい漏らしてしまうのである……「正面の防御は完璧だ!!」と。正面突破を試み戦いを挑んできた挑戦者を跳ね返す事は出来たが、実は背面の製造は不十分=弱点なのである。弱点がバレた新型ゴーレムは一気にダメージを受け始め、急いでゴーレムの更なるパワーアップを図るダントンだったが、竜精の巫女が魔力を集め古代魔導器を発動してしまい、間も無く、郷を包囲していた帝国のゴーレム達が何処かへ消し飛ばされてしまう。更には反乱軍が奇襲をかけ帝国兵が襲われているとの情報をクルトンとスルトンが息も切れ切れに運んできて状況が一変し撤退を余儀なくされた。せめてもの功績の為に君主の命をと新型ゴーレムに指示を出すが過度のパワーアップによりオーバーヒートを起こし行動不能になってしまう。四面楚歌の状態になってしまうダントンだったが、「アレ」によりその場を脱出。動かない新型ゴーレムを背負って逃走した(イベント第4章)。
  • 帝国に逃げ帰ったダントンは、妖精郷メディナへイム侵攻の大失敗により軍裁判にかけられる。その責任を他の将軍達から問われ、除籍や処刑もやむを得ないと思われたが、皇帝の下した判決は「序列2位から6位への降格」。皮肉にもその命を狙う皇帝に首を守られたのであった。

オードリン&リングラン/帝国管轄領建造部統括/宰相

  • 帝国の建造物に関する全ての管理を担当している。
  • ルドラ10世の代から将軍位についており、将軍位だが皇帝へ助言を行う宰相の役割も担っている。
  • 二人揃って一将軍として数えられる。
  • 二人とも顔を覆ったマスクを被っており、その素顔を見た者はいない。年齢も種族も不明。序列1位。

シュボガッハ・ジャンケ♂/参術研究統括

  • 魔術、医術、学術の三分野を研究する天才博士。
  • 3つの研究ジャンルによって人格が変わる多重人格者の老人。人間の脳に限界を感じ、敢えて人格を分ける事で知識の保存や効率化を可能にした超人。一つの人格が出ると残りの2人格は眠っている状態になり本当に眠っていると脳が判断する。その結果、人格を変更しさえすれば、通常の睡眠を行わなくとも活動し続けることができる。
  • 常にどこかの研究所に出入りをして、数千人いる研究員達と共に日夜新たな技術や発見などを発表している。序列3位

ガガイギア・ムーア♂/帝国軍兵統括

  • 帝国軍に所属する人間の兵士を統括している。2m近くある大男のミクルフ。
  • 帝国の将軍ではあるが、ガジェット及び、主力となっているゴーレム兵を余り良く思っておらず、自身の部下達を育てあげゴーレム兵に頼らなくてもよい様に兵士達を育成している。
  • 皇帝への忠義は誰よりもあり、戦争では常に先頭で指揮をして兵を動かす武人。
  • 帝国軍兵からの信頼も厚く、人気も高い。序列2位
  • 鳴り物入りで将軍となったザラキエルをライバル視している。

ファルファード・キジャ♂/陸海空機開発統括

  • 移動機に浪漫を持ち、その果てなき情熱と実行力を買われ帝国機開発の統括となった男。
  • 元々はプライモール地方の砂漠の街出身で、『砂漠を走る船』をその地方にある技術のみで製作した事から大陸中に名前が広がり帝国からヘッドハンティングされた。
  • 朝から晩まで機械の製図を書き、弟子の職人達へ指示を出し過密スケジュールで色んな移動機を製作している。巨大飛空挺を作った本人。
  • 大人数の弟子を抱えている為、その弟子からは『大棟梁』と呼ばれている。
  • 実験機として頻繁に小型飛空艇を製作しているが、実機としての流通は想定していなかった。しかし、何処からか民間に流出してしまい、実験機を改造して乗り回している者が存在する。
  • 戦争や抗争や帝国の情勢に関わる事には一切関与しない姿勢だが、皇帝からの招集には応じて話し合いには参加する様にしている。
  • 色黒で無精髭を生やした伊達男。序列5位。

ザラキエル♀/特殊部隊統括

  • アニマ(魔人兵)を率いて主に暗殺といった特殊な仕事をこなす部隊を担当している。銀髪と赤い瞳の美麗将軍。
  • 10年前に魔法大国ディアガルドの王を討った戦果を上げている過去を持つ(短編小説第8話)。
  • かつては表舞台には立たず、裏でアニマの1人として暗殺指令を遂行していた。しかし、妖精郷メディナヘイムへの侵攻作戦の計画実行に際して六人目の将軍として抜擢される。
  • 感情を表に出さず、最低限の言葉しか発しない。部下であるアニマとも一言二言の指示かアイコンタクトで意思疎通を行なっている。それ為、他の者達はザラキエルが何を考えているか掴めない。
  • 特殊部隊は少人数で構成されている為、基本的にザラキエル+2名で行動している。側近は03(ゼロスリー)と04(ゼロフォー)の二人。将軍に昇格する時にルドラ15世よりザラキエルという名を与えられた。それまでは13(サーティーン)という名だった。
  • 将軍としての初仕事はダントン将軍の代わりにドワーフの町である地下炭鉱都市ムードリアスに新型のガジェット武器の視察に向かい、氏族代表のウォルオウフに案内をしてもらった。その後、ムードリアスを探索している所ザラキエルの同行を監視していた反乱軍一味と抗争となる。圧倒的な力の差を見せつけただけで殺害はせず、その場を立ち去った(理由は不明)。ムードリアスでの仕事は終え、帝国へと帰還するつもりだったが、ザラキエル達は帝国へ帰らずそのまま妖精郷メディナヘイムのあるフロッシュベントの樹海へと向かった(イベント第3章)。
  • 手をかざすだけで辺りの重力を変えられる謎の力を持つ。序列4位。

帝国軍兵士

  • ルドラ帝国の従属する軍隊の人間の兵士。
  • 志願兵が殆どで、帝国軍事学校に入学後に訓練を行い2年の訓練を終え卒業し各部隊へと配属となる。帝国軍の正規兵となれるのは一部のエリートとズグンフッド地方出身者のみで、それ以外の者は帝国一般兵として地方へ配属される。
  • 一般兵でも給料が高く、世間的にも支持される仕事故に人気が高い。

クルトンとスルトン/兵器開発部

  • ダントン将軍に仕える二人。ドワーフ♂のクルトンと兎のミクルフ♂のスルトン。のっぽと太っちょの凸凹コンビ。
  • クルトンは白髪で小太りのドワーフ。基本的に温厚な性格。事あるごとにお駄賃を貰おうとしたり、給料アップを望んだりする守銭奴。そのお金はしょっちゅう通っている夜の店の酒代として使っている。ズクンフッド地方のムードメテロ出身帝都育ちのアイ族で本名はアイマオルング。口癖は「〜である」
  • スルトンは兎のミクルフで高身長。性格は天然でよく自分の世界に入りぼーっとしているので人の話を聞いていない。口癖の「〜でアリマス」は聞いているフリ、仕事をしているアピールをする為に使っていたら口癖になった。甘いものが大好きで常に何かを食べている。重要な仕事の時には食べられないので妄想で我慢。帝都出身。本名はグリューン・ラビン。
  • ダントン将軍の部下の扱いが荒く気性も激しい為、兵器開発部の人間は過去沢山やめており、クルトンとスルトンだけが残っている。二人が辞めない理由は「給料が高いから」と「割と好きに仕事ができるから」で、仕事の環境もダントン将軍に慣れればある程度自由に働けるので二人ともストレスを感じていない。ダントン将軍の扱いが上手いともいう。
  • ダントン将軍には二人とも無能扱いされているが、実は有能。クルトンはゴーレムのメンテナンスが丁寧で上手く、ガジェット銃の解体と組み立てスピードが異常に早い。スルトンは槍の名手で武器を持つと性格が変わる。しかし、2人ともそれ以外の部分で非常に「抜け」が多い為、軍学校卒業後に配属された他の部署から早い段階ではじき出され同時期に兵器開発部にやって来た。
  • ダントン将軍の居ないところでは、文句を言ったりするが命令は必ず従う。ルドラ帝国への忠誠心も高い。

帝国一般兵

  • ルドラ帝国に従属する一般兵。大陸中の大きな町に配属され、その町の警備を基本的に行っている。
  • 犯罪者の取り締まりも行っている為、抑制として大きな役割を担っている。
  • 竜信仰者の取り締まりには特に力を入れており、竜に関わる話をしているだけで事情聴取をされ、竜信仰者だった場合は拘束し「特別懲罰所」に連れていかれる。連れて行くまでが帝国一般兵の仕事となっており、それ以降何を行われているかは一般兵は分かっていない。
  • 町の警備として巡回している一般兵は2人1組で行動し、鋼鉄製の剣と麻酔銃が一体化したガジェット武器の『帝国式麻酔剣銃<ナルコル>』を携帯している。

ゴーレム(魔銅兵)

  • 帝国の特殊技術により生み出された機械兵。
  • 量産兵として各地に配備され、帝国の守りを固める従順な機械兵士。
  • ゴーレムに組み込まれている【命令制御式プログラム】には機能期限があり、期限内にプログラムを更新しないとゴーレムは暴走し徘械人形(ドロイド)となる。
  • 機械仕掛けの為、「魔法」が通じない。
  • 色んな型式のゴーレムが製造されており、使用用途によって姿形が違う。
  • Gボンベなどは使用されておらず、エネルギー源となる技術は不明。

ドロイド(徘械人形)

  • 期限内にプログラムを更新しなかった暴走、野生化したゴーレム。
  • 大陸中を無為に放浪し、目に留まった存在を自身のエネルギーが尽きるまで見境なく襲う。
  • ドロイドは帝国法によってモンスターと同じ扱いであるため、破壊しても問題はない。
  • ドロイドの部品の多くはガジェットに流用することができるため、工房で高額取引されることもある。
  • ドロイドの部品をジャンク屋などに売ることで生計を立てている者も少なからずいる。

ゴーレムとドロイドの弱点

  • 頭部に命令プログラム、体の中心部エネルギーコア、首元にはプラグコードとこの3点がゴーレムにとって重要な機関であり、このどれかを破壊されると動かなくなる。
  • 頭部は厳重に守りを固められている為、金属製の武器などの斬撃は通じない。打撃武器やガジェット武器が有効。
  • 首元のプラグコードを切断することで、活動出来なくなる。ナイフで外装を外し、細かなコードを引きずり出して切ったり剣を突き刺したりする。弱点ではあるが、装甲で守られていない為、最も狙いやすい場所。
  • 体の中心部にエネルギー源となっているコアがある。衝撃を与える事が有効だが、前面の装甲は厚い為、打撃武器やガジェット武器で数度の攻撃が必要。ドロイドともなれば経年劣化しているので有効。ゴーレムやドロイド達のエネルギーはGボンベのようにその中に込められたエネルギーではない。エネルギーコアの部分を解体してもその中身は何もなく、「炭化した黒い何か」が残っている程度で一体ゴーレム達がどんなエネルギーで動いているのかは分かっていない。ブラックボックス化している。

アニマ (魔人兵)

  • 帝国に仇なすものを消す特殊暗殺部隊。
  • 黒いフードと顔を隠すマスクを装着している。口数も少なく意思の疎通はアニマ同士でしか出来ない。
  • 屈強に鍛えられた帝国軍兵士やゴーレムよりも強い。
  • ルドラ15世の研究によって生まれ、「特殊に」訓練された兵士。
  • 少数精鋭の部隊のため、その数は50名にも満たないが一人一人が圧倒的な身体能力を有している。
  • 番号が名前となっている。

03(ゼロスリー)と04(ゼロフォー)/魔人兵

  • ザラキエル将軍の側近。03が女性で04が男性。常にザラキエル将軍を守る存在。ただ、敵意のない者に危害を加える兵ではない。
  • 炭鉱都市ムードリアスにザラキエル将軍と共に赴き、警護をしていた。潜入していた反乱軍に襲われてたが、難なく跳ね除けその力を見せつけた。03は遠くから相手を拘束する様な動きを見せ、04は反乱軍ジェイムズからの足技攻撃にビクともしない防御力を見せた。
  • マスク越しに人間の顔が視認出来るが03は口から下が皮膚が爛れておりガイコツの様に歯が剥き出しになっている。

反乱軍リヴァイアサン

中心人物

フォウ・アルマ/ヒュム♂/リーダー

  • バラバラだった反乱分子を一つに纏め上げ、反乱軍リヴァイアサンを設立した若き扇動者。特定の場所におらず大陸各地から幹部に指示を出す。

レッド・チャップ/ヒュム♂/幹部

  • 反乱軍リヴァイアサンの諜報部のトップ。表の顔である大道芸人チャックとして各地に出向き、ルドラ帝国の動向を監視したり、情報を収集したりしている。幹部ではあるが、基本的には自身が直接現地に赴き仕事を行うのを好む。
  • 元々はウラルトゥ地方の小さな町出身で、そこを拠点としていたサーカス団一員だった。団のモットーであった「人々を笑顔にする」は、今も彼の行動理念となっている。
  • 10年前のディアガルド王国滅亡以降周辺地域の機械化が急速に進み、帝国の影響力が増大していく中、竜をモチーフとしていたサーカス団は目をつけられてしまうこととなった。ほとんどの仲間が捕えられ、懲罰という名の拷問を受けた結果、生きて釈放された者たちですらほとんどが廃人同然となってしまい、長らく愛されてきたサーカス団は無念にも廃業を余儀なくされた。
    ひとり難を逃れたレッド・チャップは帝国への恨みを募らせていたものの、手が出せる状態ではなく、無力感に苛まれながら荒れた生活を送っていた。酒に溺れ、自暴自棄となり喧嘩を繰り返したチャップは、帝国兵に掴まり牢に入れられてしまう。
    「こんな世の中じゃ、人々を笑顔にするなんて無理だ……」
    そう、諦めていた彼の前に、とある男が姿を現す。その名はフォウ・アルマ。反乱軍のリーダーであり、帝国の支配への不満を持つ同志を募らんと牢を襲撃したのだ。解放されたチャップはその思想に共鳴し、反乱軍リヴァイアサンの一員となり、帝国の支配を脱し人々の笑顔を取り戻すために戦うことを決意する。
  • 人好きのする性格と、持ち前の器用さと勤勉さから反乱軍内部で徐々に頭角を現し、三幹部の一角を担うこととなった。
  • モーデン地方北西にあるカーネビーとトゥルースを挟む大きな湖の地下に反乱軍基地があり、そこを拠点としている。
  • ザラキエル将軍の炭鉱都市ムードリアスの視察に際して、いち早く情報を入手したチャップは自ら潜入を図った。危険が予測されるため、当初は単身での潜入を予定していたが、本人の強い希望により補助として反乱軍の新人セルアルを連れていくこととなる。彼女は亡国ディアガルドの出身であり、帝国に強い恨みを懐いていたため、同行を許可する代わりに勝手な行動を取らないよう言い含めていた。が、結果として目を離した隙にザラキエル将軍と接触されてしまい、危うく殺されかける事態となった。その時助けに入った冒険者ジェイムズ・ゴッドフィールドから事情を聞き、更に「合い言葉」からお互い反乱軍に所属していることを知ると、仲間である女戦士クロウと共に己の拠点へと招くことにする(イベント第3章)。
    また、その際にジェイムズから得た情報を元に「エルフのお祭りクエスト」の仲介人としてムードリアスを訪れていたキッキレキを反乱軍基地へ“招待”することに。こうして各地から自分、仲間たちが集めた情報、そしてキッキレキから(半ば無理矢理)聞き出した情報をつきあわせ、帝国の動向やハイエルフたちの情報を吟味し作戦を練り始める(短編小説10話)。
    最終的に決定された作戦はこのようなものとなった――反乱軍の主力はメディア兵務付近に密かに陣取り、帝国兵及びゴーレム兵の到着を待つ。と、同時に隠れ里に潜入したレッド・チャップと、クエストで集められた冒険者に潜む反乱軍のメンバーが内側から挟撃を行うというものだ。
    無事冒険者兼大道芸人として潜入したレッド・チャップは、ハイエルフたちやダントン将軍の動向を逐一通信機で報告していたが、特殊な磁場により故障してしまう。現地にいる反乱軍の仲間に協力してもらい、通信機の修理に成功。その後、争いに巻き込まれた冒険者約500名とメディナヘイムの住人とが協力し発動した古代魔導器が光ったそのタイミングで、潜んでいた兵たちに襲撃の合図を送る。各地から集められた反乱軍300名を残った帝国兵200名に奇襲をかけ、見事打ち破ることに成功した(イベント第4章)。
  • 帝国を退けた後、冒険者に紛れたメンバーに別れを告げ、本体に合流。自身の拠点へと帰還した。
  • 大道芸人チャックの時は飄々とした性格で笑顔の印象的だが、レッド・チャップの時はややキザなところがある。
  • 元サーカス団員故にナイフ投げやカードマジックも得意としており、戦闘でも剣とナイフのトリッキーな動きで相手を翻弄するスタイルをとる。その実力はA級ハンター、もしくはそれ以上と噂されている。

ソー・タイオス/ミクルフ♂/幹部

  • 訓練・兵士増強班。大陸各地で集めた同志たちを「戦闘員」として鍛える役割。全ての武器の扱いに長けている武人。

イオ・ルリオブ/ミドガルエルフ♀/幹部

  • 武器・防具・アイテム調達班。ロングヘアーの女性。

その他・構成員

ジェイムズ・ゴッドフィールド/ヒュム♂/A級ハンター(戦士)→A級ハンター(ストライカー)→遊撃隊隊長

  • 表の顔は冒険者ギルドのA級ハンター。属性はストライカー。親の形見である鋼鉄製のハルバードという武器を改造して剣として使っている。武器の名前は『斧鑓剣ウルヴズディグニティ』。基本装備は片手剣と盾。身のこなしが長けており通常の戦いとは違い、剣や盾を投げたり格闘術を織り交ぜて戦ったりと型に捉われない戦闘スタイルが持ち味。ポレパリベースのボス・アガベに貰ったガジェット装具、“跳馬咆哮「マスタングボルト」”で更に機動力を飛躍的に上げることが出来るが、回数制限があるので切り札としている。
  • 女好きを公言しており、軽口もよく叩くが「女性には優しく弱き者には更に優しく」をモットーにしていかる。女性にモテたいらしく身だしなみにはとても気をつけている。ドワーフの街に訪れる際には「ドワーフ女子はヒゲが長い男に惹かれる」と情報を得て、わざわざヒゲを伸ばす程の徹底ぶり。男盛りの年齢で顔も整っているが、所帯を持つつもりはないらしい。理由は大陸中を渡り歩く冒険者であり、いつ死ぬか分からぬ身でもある為との事。
  • 肉体に自信があっての事か、はたまた他に理由があるかわからないが基本的に肌の露出が多い。上半身は基本、胸のみが隠れる程度のベスト一枚を素肌の上から羽織る。気温の変わりやすい山間にある炭鉱都市ムードリアスでもそのスタイルであった。
  • 元はプライモール地方の大都市にある魔獣と人との試合を観戦する闘技場の剣闘士をしていたが、ある理由で闘技場自体がなくなった事により、冒険者の仕事に就く事にした。剣闘士として実力もあり、魔獣や動物の知識も豊富でそれに関するクエストをこなしていく事でA級ハンターに駆け足で昇格した。C級ハンター時代に出会ったタオとは腐れ縁の様な仲になっており、パーティーを一時解散しても別の街で顔を合わせたりする程行動範囲が似通っている。交易産業都市ディアマールで受ける事となった「妖精の薬探し」の為、たまたま訪れていたタオと女剣士グリコと共にメディナヘイムを目指す事になる(短編小説2話)。その道中、ポレパリベースに立ち寄った際に武器商人から依頼を受け撃剣興行を行った。その報酬は金銭ではなく、武器商人に雇われた用心棒からの情報のみ。その事がきっかけでタオやグリコとパーティーを解散し個人行動を取ることにした。ポレパリベースでは盗賊達を討伐するメンバーとして戦いに向かい食糧を調達してきた(イベント第2章)。帝国が飛空艇の空路確保の為、ウラルトゥ地方にある街や村を事故と見せかけて破壊していたとの情報を得て、自身の父親が眠る墓がウラルトゥ地方ラントの村付近にあるという事で気になって向かったが、訪れた時には既に遅くラントの村は焼かれ帝国兵やゴーレム達により解体作業に入っていた。ラントの村出身の冒険者である女戦士クロウはその怒りのままゴーレム達に立ち向かっていたが、多勢に無勢により追い詰められていた所に助けに入る。その後、自身の親の墓の場所まで逃げ、高台から見るラントの村が無くなってしまった事に帝国への考え方を改め始めた。助けたクロウに反乱軍である事を伝え、クロウも反乱軍に参加する事になる。その時に反乱軍からの伝令があり、ムードリアスを目指す(短編小説第8章)。ムードリアスに訪れた理由は反乱軍のメンバーと合流する事。そんな時、帝国将軍ザラキエルに殺意を向けた吟遊詩人セルアルが殺されかけている所に飛び込み04の攻撃を受け止める。そのスキにセルアルをクロウが逃し、二人で帝国将軍に立ち向かうことになるがザラキエル将軍の力によりその場から立てなくなる。04に首を掴まれトドメを刺される前に、何故かザラキエル将軍が静止しその場を去っていった。入れ替わりでやってきた大道芸人チャックに状況を伝えつつ、握手をした時に只者ではない事を感覚的に察し「合言葉」をお互いに発し反乱軍同士である事に気がつく。その後、チャックから兵が必要との事を聞きムードリアスに訪れていた冒険者に目を付け自身が依頼したクエストをクリアし、自分の元に辿り着いた者達に反乱軍へと勧誘し40人ほどの遊軍を獲得した。ムードリアスで行われるウォーアーツの緊急解説者を古い知り合いであるキッキレキから頼まれ、報酬付きで同意し武器を剣からマイクに変えて会場を大いに盛り上げた(イベント第3章)。チャックとセルアルとクロウと報酬を貰えなかった為荷物持ちになったキッキレキと共に反乱軍基地へ向かい、レッド・チャップの会議に参加して、自身もその作戦に参加する事を決め、反乱軍の軍勢とクロウと共にメディナヘイムを目指す(短編小説12話)。メディナヘイムでの戦いでは一番槍を務め、戦果をあげた。
  • 帝国に対して個人的に大きな恨みはなくルドラ帝国の政策について完全否定せず「形を変えれば正義も悪もない」という考えでもあるため、反乱軍に勧誘された時も全ての考えには賛同しなかった。自身が正しいと思う事と反乱軍の方針が一致した時のみ手伝うことを約束し「遊軍扱い」として在籍していた。メディナヘイムの反乱軍作戦に参加した事をキッカケに正式に反乱軍に加入をする事を決め、更に「遊撃隊隊長」という重要なポジションを任されることとなった。

ファルガ・ラムドショット/ヒュム♂/B級ハンター(ガジェット使い)→A級ハンター(ドミネーター)、反乱軍所属

  • 冒険者ギルドのA級ハンターで、上級職属性はドミネーター。遠距離型範囲式ガジェット武器の“六足百足銃「ヴィシュラナ」”を扱う凄腕ガンナー。
  • 話しかけると笑顔で応える気さくな男だが、実は少し人見知りでもある事を知る者は少ない。但し、自身が集中している時は無駄を省いた言葉選びにより、ややきつい口調に変化する。
  • 出身はモーデン地方ペケランで、幼少期を孤児院にて過ごす。機械工作が好きで将来はガジェット屋で働くことを夢見ていたが、ある日、孤児院が盗賊団に襲われ通りすがりの冒険者に命を救われたことで、冒険者に憧れるようになった。
  • 自身の扱うガジェット武器の手入れは勿論の事、他人の扱うガジェットへの興味も強く、己と同類の者をガジェッティア(機械好き)と呼んでいる。これらの事から、機械を粗雑に扱う者を快く思わない。
  • 狙撃を得意としており、命中率を上げるために集中力強化の一環として、行動の随所がルーティーン化されている。特に、狙撃前の準備(ガジェット武器の組み立て、弾込め、マスク装着、射撃ゴーグルを拭くなど)は極めて綿密。風変りな点と言えば、食事前の行動である。ファルガは卵料理が大好物で、毎日のように何かしら卵を食べている。特にオムライスを好んでおり、レストランでオムライスを注文してから自身の前へ届くまで、必ず行う行為が『私物の銀製スプーンを丁寧に磨くこと』である。長ければ10分ほど一言も喋らず磨き続け、曰くそれにより美味しさが倍になる(ルーティーンで効果が上がる)そうだ。
  • ガジェット使いであったファルガが反乱軍に所属する事となったのは、いくつかの偶然が重なった結果である。B級ハンター時代は湖畔の街トゥールースを拠点に、多くのクエストをこなしながら報酬の一部を自身の育った孤児院へ送るという生活をしていた。そんなある日、酒場で大好物のオムライスを食べていた所をクエストで討伐した盗賊団の残党数人に絡まれるが、その場にいたタオ・ストラーダと共闘し、返り討ちにする。タオの仲間のグリコ、酒場にいたトーマスと話の流れで「エルフの隠れ里のお祭りクエスト」へ参加する事となり、共に妖精郷メディナヘイムを目指す事にした(短編小説10話)。メディナヘイムに着くと、クエストをこなしつつ単独で目的の1つであった「フロッシュエッグ」を食すため、エルフの食堂でフロッシュエッグのオムライスを注文した。珍しい卵であるため、記念に「卵の殻」を貰い袋に詰めていた所、冒険者数人から薬の調合で分けて欲しいと頼まれ渡すことになったりもする。しかし、スプーンを磨きながら待てども待てども料理が来ない。料理人に文句を言おうと立ち上がったその時、広場での騒ぎに気付き駆けつけた所で、エルフの君主と帝国の協定が決裂し、郷の周りを3000体のゴーレムによって包囲されている事を知る。更には帝国のダントン将軍より、この場にいる冒険者含む全員を「竜信仰者」であるという名目で捕え、帝国の奴隷にすると告げられ、冒険者たちは混乱する。ダントン将軍の煽る「ダントンゲーム」に名乗りを上げたタオを援護するため、ファルガは急いで武器を組み立て新型ゴーレムに銃弾を浴びせるも弾かれただけでダメージが無く、倒れたタオと共にその場を離れた。その後、竜精の巫女に魔力を集めるため、冒険者と共に里を救う協力をした結果、帝国軍を追い払うことが出来た(イベント第4章)。
  • エルフの祭りが再開した際に出会った反乱軍幹部レッド・チャップと意気投合し、ファルガは反乱軍に所属する事となる。タオやトーマスとは現地で別れ、その後はレッド・チャップらと行動を共にする。
  • 新型ゴーレムにガジェット武器が通じなかった悔しさもあり、更に装備を増やしながら精度に磨きをかける事で高難易度クエストをこなし、ギルドランクもA級へ昇格。同時にガジェット使い上級職である「ドミネーター」と成った。

ハンター協会

重要人物

イレイツェン・クイッグ/ヒュム♂/創設者

  • 150年前ルドラ帝国建国時代に周辺諸国から大陸地図の製作を依頼され、大陸中を冒険しながらリーガロノクト大陸の地図を完成させたパーティーのリーダー。その功績を讃えられ「グラン・スウェル(偉大なるうねり)」の二つ名を与えられ、伝説の冒険者となる。その活躍から只の何でも屋ではなく「冒険者」という仕事が周知され始めた事によりカミナとララァと共にハンター協会を立ち上げ、たちまち大陸中に広がった。(故人)
  • 地図製作クエスト最後の旅の途中で立ち寄った遺跡にて不慮の事故が起こりパーティーメンバーの半数を亡くす事に。後にハンター協会を立ち上げた時はその当時の人数での旅は「不吉」と思うようになり多くとも5人パーティーまでの規定となった。

カミナ・ガブリング/ヒュム♂/地図士

  • リーガロノクト大陸地図を完成に導いた後の伝説の冒険者パーティーの1人。山岳地帯出身の冒険者で、地学に精通しており、周辺地域などの地図を趣味として描いていた所、イレイツェンと出会い仲間になった。地図製作者/戦士として冒険に参加した。
  • 他のパーティーメンバーに地図を描く技術を持つ者がいなかった為、地図製作は全て1人で担当。
  • 仲間の半数が事故死してしまい、その時に自分がその旅に参加出来なかった事を悔やんだ。(地図を描いていたから参加していなかった)
  • ハンター協会の立ち上げに参加し、自身もS級ハンターの称号を手に入れた。
  • 晩年期には協会の仕事を離れ、1人世間から離れ自然の中で暮らしこの世を去った。
伝説の冒険者パーティー
  • イレイツェン・クイッグ/ヒュム♂/戦士
  • ララァ・ルケア/ヒュム♀/学者
  • リサーラ・レイズ/エルフ♀/薬士
  • オラト・リオーラ/ミクルフ♂/戦士
  • サンテプトロ/ドワーフ♂/鍛治士
  • ベン・ヘイトス/ヒュム♂/魔法使い
  • カミナ・ガブリング/ヒュム♂/地図士

一般冒険者

タオ・ストラーダ/ヒュム♂/A級ハンター(ストライカー)→冒険者育成師範

  • 冒険者ギルドの元A級ハンター。属性はストライカー。鍛えられた肉体を武器に格闘術で戦う。ガジェット武器の“轟拳「ゴアナックル」”を装備している。
  • クエストマニアな所があり、ギルドのある町に着いたら先ずクエストボードを確認し、自身が受けられる仕事を受注してしまう。見た目や言動から脳筋に見られがちだが博識でこなせる仕事の種類も多く成功率も高い為、馴染みのあるギルド受付嬢からは頼りにされていたりする。
  • ウラルトゥ地方の出身で元冒険者の父、5歳下の弟、6歳下の妹がいる。母とは妹の出産時に死別している。その後母の妹家族と共に暮らす。子供の中で一番年上ということもあり、面倒見の良い性格に育つ。そんな少年期を過ごしていた頃から「人の役に立つ仕事をしたい」と思う事になり、冒険者となった。
  • 夏でも冬でも大きく胸元を開いており、自慢の筋肉を見せつけている。本人は見せびらかすつもりでは無く、「サービスで開けている」とのこと。ジェイムズ・ゴッドフィールドとはお互いがC級だった頃からの知り合い。固定パーティーという訳ではないが、良く知った仲である。A級ハンターになる頃にはそこそこ有名になっており、新米冒険者から手ほどきを請われる事もしばしば。そういった活動等が冒険者ギルドに評価され冒険者でありながら、ハンター育成所で武術指南役を勤めていた。ギルドスターのポイントは既にカンストしている。A級に昇格しほどなく上位職であるストライカーの称号を得ている。S級ハンターの試験を受ける権利を持っているが、後進を育てる事に尽力している為チャレンジはしていない。
  • 顔や体にある模様は刺青ではなく、プライモール地方を訪れた際に教えてもらったまじないで果汁のエキスで描いたもの。施すと集中力が増す、気持ちが高揚し筋力があがる、寒さ暑さなどに耐えられるような効果があるらしい。
  • 武術指南役として働いているが、新人発掘を兼ねて休暇に交易産業都市ディアマールを訪れた(イベント第1章)。難易度が高く未公開だった「妖精の薬探し」クエストをギルド受付嬢から直接依頼された為、久しぶりに会ったジェイムズ、同じくディアマールで意気投合したA級ハンターのグリコ・フォルゼと共に、A級ハンター3人のパーティーを組み旅をする事にした(短編小説2話)。旅の道中に立ち寄った隊商宿ポレパリベースにて、補給隊が盗賊に襲われるというトラブルに巻き込まれる。居合わせた冒険者たちを統率しポレパリベースの危機を救う手助けをした(イベント第2章)。その後、ジェイムズがパーティーを離脱してしまいグリコと2人で「妖精の薬探し」クエストを進める事になった。空想でしか存在しない妖精という言葉がエルフを指すのではないかという憶測から、エルフの里が多くあるメテロライタ地方へ向かう。1年ほどかけて5つのエルフの里を訪ねたが、妖精の薬はおろかその手掛かりすら見つからなかった。情報収集に立ち寄った湖畔の町トゥールースの酒場でガジェット使いのB級ハンター、ファルガ・ラムドショットとちょっとした共闘で仲良くなる。その現場に居合わせた冒険家トーマス・ウェルから妖精郷メディナヘイムに関する情報を入手し、グリコ、ファルガと共に「エルフの隠れ里のお祭り」クエストに参加する事となった(短編小説9話)。妖精郷メディナヘイムに到着し、「エルフの隠れ里のお祭り」クエストをこなしつつ、郷の住人から妖精の薬の情報を聞き出す。翌日には郷を離れなければならないため、冒険者たちに依頼の手伝いをしてもらう事にした(報酬はスターチケット)。その甲斐もあり、遂に「妖精の薬」を手に入れた。その夜、エルフの君主と帝国の協定が決裂。郷の周りを3000体のゴーレムが包囲していると知らされる。更にはこの場にいる冒険者を含めた全員を「竜信仰者」という名目で捕え、帝国の奴隷にすると告げられ冒険者たちは混乱する。その場を仕切っていた帝国のダントン将軍から「新型ゴーレムを倒したら外のゴーレムを退いてもいい」と挑発された事で名乗りを上げ、戦いに挑むも自身の切り札であるゴアナックル最大火力の攻撃やファルガの援護射撃も通じず、なす術なくやられてしまう。ギリギリの所をグリコに助けられて一命をとりとめたが右腕と右脇腹を大きく負傷した。エルフたちと冒険者たちのの協力でなんとか帝国を退け険者達が祝杯をあげる中、たくさんの魔法使いからヒアルプで治療を受け、何とか動けるようになった(イベント第4章)。
  • その後、反乱軍として闘いに参加していたジェイムズとメディナヘイムで再会するも早々に別れを告げ「妖精の薬探し」のクエストクリア報告の為、交易産業都市ディアマールに戻る事にした。ファルガともメディナヘイムでパーティーを解散。クエストクリアとなり多額の報酬を手に入れ、「妖精の薬探し」のクエストクリアまでと約束していたグリコともパーティーを解散、グリコは冒険者を引退した。
  • 新型ゴーレムに受けた負傷がメディナヘイムでは応急処置しかできなかったこともあり大きな後遺症が残った。冒険者を続けるには支障が出ると判断し現役を引退。それと同時に幼少期より仲の良かった女性と結婚し、1年後に男児、その3年後に女児を授かることとなる。
  • 現在は冒険者としての実績を買われ、ハンター協会の役員となり冒険者育成師範としてハンター養成所で新米ハンターに指導を行なっている。

カリス・ナーガ/ハイエルフ♂/B級ハンター(戦士)→B級ハンター(ルーンセイバー)

  • 冒険者ギルドのB級ハンター。属性は戦士。“グリッター(片手剣)と霊木の弓(弓矢)”で戦う。メディナヘイムに戻る前までは魔法が使えなかった。
  • 無口で表情が硬く人とコミュニケーションを取る事が苦手。エルフなのに魔法が使えないことへのコンプレックスを抱えている為、他人に魔法が使えない事をからかわれると相手を睨みつけ心の中で罵声を浴びせている。
  • 本名はカラマリウス。妖精郷メディナヘイムの前君主の父とミドガルエルフである妾の母(分娩中に死亡)の間に産まれた。異母姉に竜精の巫女、異母兄に妖精郷メディナヘイムの現君主オンギュルウスがいる。
  • 幼少期、君主の子供ということで宮廷の中でも優遇されていたが、臣下であるハイエルフ達からは黒髪でしかも碧眼ではないことから所詮ミドガルエルフと蔑まれていた。自身も君主の子であるがミドガルエルフであるという特殊な立場は理解していた為、ひとりを好み塞ぎがちな性格になっていった。ハイエルフである幼馴染のカーヤサウヌと異母兄オンギュルウスだけが自分に差別なく接してくれた。少年期、ある日メディナヘイムへ迷い込んだ旅人の吟遊詩人から聞いた「魔王に呪われた騎士の物語」に感動し、自分もいつかそんな騎士になりたいと憧れる様になり剣術や弓術の練習始めた。魔法の修行も行ったがうまくいかず才能がないとあきらめてしまった。青年期、兄オンギュルウスとは年を重ねる毎に少しずつすれ違い、この頃には口を聞く事もなかった為、郷のしきたりを守る兄も嫌いになっていった。自分と同じく郷のしきたりに不満を持っていたカーヤサウヌと一緒に郷を出る約束をしていたが、直前になって断られてしまう。その計画が兄に伝わっており里の出口で捕まってしまう。里を出たいと懇願し許可を貰ったが、その代わりに「二度と郷に足を踏み入れない事」を約束させられた。
  • 郷を出た時から本名を捨て、カリス・ナーガと名乗り冒険者になった。さまざまなクエストをクリアしB級ハンターにまでなっていたが、他の冒険者とパーティーを組んでも心を許せるほど気の合う仲間と出会えず、さらに自分のやりたい事も分からなくなったり色々と迷いが生じていた。そんな折、港町ラチョスでひょんなキッカケでミクルフ♀のC級ハンター、マイラ・ファーヴニーとヒュム♀のA級ハンター、ジャンヌ・エトワルに出会う。初対面の二人であったが直感的に信頼できると感じ、ジャンヌからの問いに自分自身を見つめ直すことになった。「ジャンヌを守る騎士になる」と勝手に誓いを立て、2人とパーティーを組み行動を共にする事にした(短編小説7話)。
  • マイラからは「バカリス」というアダ名を付けられ、よくケンカをしていたが仲が悪い訳ではない。性格は全く異なるがマイラの雰囲気がどことなく故郷の想い人であるカーヤサウヌに似ていたのはカリスも自覚していた。
  • ジャンヌに対しては恋心ではなく敬愛に近い感情を持っている。
  • ジャンヌが受注していた「遺跡調査クエスト」の経由地として交易産業都市ディアマールを目指す途中、補給と休息に隊商宿ポレパリベースに立ち寄ったが冒険者であふれかえっており食糧難となっていた。さらにはゼゼナン荒野にナワバリを持つ盗賊が補給隊を襲っているというトラブルに巻き込まれる。現地に居合わせた冒険者たちと協力して盗賊を撃退し、ポレパリベースの危機を救った(イベント第2章)。交易産業都市ディアマールから船に乗りラムニルア海を北上。初めて乗る船に興奮するがひどい船酔いに悩まされる。各地を経由しドワーフの街ムードリアスに到着する。遺跡調査の目的地であるトラン洞窟(通称:竜の寝床)と拠点にしたムードリアスを行ったり来たりしながらジャンヌの手伝いをする。半年ほど経ったある日、4年に一度のドワーフ達の祭りが開催される日が近づいていると知り3人で楽しむことにした。その祭りでポレパリベースで出会ったキッキレキという男に「君の故郷がヤバいらしいよ?」と耳打ちをされる。メディナヘイム出身と知っているのかどうかの真偽はともかく、詳しく情報を聞き出そうにもタダでは教えて貰えず賭け事を持ちかけられる。ゴルトと情報を賭けてカード勝負を行ったが、有り金全てをキッキレキに奪われてしまう。その様子を見ていたジャンヌが賭けに参加し、珍しい宝石を賭けようとするがそれよりも「ジャンヌ本人を賭けての勝負」を持ちかけられる。ゲスな賭けに乗るなとカリスが制止するもジャンヌはその勝負に承諾する。またしてもキッキレキがイカサマで勝利するが、それは作戦の内だったらしく喜び大笑いをしながら近寄ってきたキッキレキにジャンヌが自白魔法「カルディア」を掛け、その効果時間の間に情報を聞き出した。質問し帰ってきた言葉は「オンギュルウス」という兄の名だった。その場から離れ、暫し考えた後に故郷である妖精郷メディナヘイムに戻る事をジャンヌとマイラに告げパーティーを解散した(イベント第3章)。その当時、冒険者界隈でも話題となっていた「エルフの隠れ里のお祭りクエスト」。「大勢の冒険者」「帝国」「オンギュルウス」という噂を聞くたび胸騒ぎを感じ、郷に残したカーヤサウヌも心配だった。再び里に入る方法を知らなかった為、自身もクエストを受注し妖精郷メディナヘイムを目指した。到着した時には500名近い冒険者が広場に集まっており、君主オンギュルウスが歓迎の挨拶を行なっていた。君主である兄オンギュルウスに何を企んでいると問い詰めるが相手にされず突き放されてしまう。そこに、幼馴染のカーヤサウヌが現れ今度こそ共に逃げようと誘うがまたしても断られる。その理由はオンギュルウスの妻(第3妃)になったからと告げられ、そのショックにその場から逃げる様に立ち去る。数年ぶりに会った想い人が兄と結婚をしていたショックで落ち込んでいたが、帝国のダントン将軍がハイエルフ達に郷を案内されている所を見かけ遠目から監視をしていた。何かが起こる事を確信し一人闘いの準備を始める。森の中に入り自身が修行場所として使っていた迷路の様な場所に罠を仕掛けたり、郷で売られていた薬など準備出来るものは全て用意した。広場でオンギュルウスとダントン将軍による協定の調印式が行われていたが、案の定協定は破棄となり帝国の侵略が始まる事になった。一部のハイエルフ達のみが郷から逃げる計画を画策しており、集められた冒険者たちはもとよりカーヤサウヌですらその計画を知らされていなかった。冒険者やエルフ達が途方にくれていたが竜精の巫女の助言により郷を救う方法が見つかった。カリスは時間稼ぎの為にダントン将軍たちを引き付ける作戦に出る。挑発が成功し将軍たちをかつての修練場がある森の中へ誘い込むことに成功した。仕掛けた罠や手持ちのアイテムを使いながら時間を稼ぐものの、新型ゴーレムには通用せず捕まってしまい武器も折られ瀕死の状態にまで追いやられる。新型ゴーレムに広場まで引きずられ、見せしめとして処刑される寸前で兄オンギュルウスが助けに来る。臣下であるミブオルウスとオンギュルウスが新型ゴーレムと闘っている間に、サンジョルウスによって傷の治療と体力回復を行ってもらう。新型ゴーレムの攻撃でダメージを負ったミブオルウスから「ミルスの剣」を受け取り、兄オンギュルウスの元に駆けつけ、過去のしがらみや因縁もある二人だが「里を守るため」という共通の理由で共闘する。暫く応戦したものの攻撃は全く効かず、体力も奪われる中ダントン将軍の一言で弱点が分かり善戦し始める。更には冒険者たちの協力で集められた魔力で竜精の巫女が発動させた古代魔導器の力により、里の周辺に控えていたゴーレムが消滅。カリスたちを苦しめた新型ゴーレムはオーバーヒートで動かなくなりダントン将軍らも敗走した。勝利の安堵と極度の疲労からかその場に倒れたカリスに近くで見守っていたカーヤサウヌがかけ寄り手当をしていると、兄オンギュルウスから手を差し伸べられた。その手を借りて立ち上がり、兄に周辺の状況を見てくるとかって出た。郷を救う一翼を担ったカリスに兄オンギュルウスが郷が嫌いで外界に出たお前が何故?と問うと「しきたりや考え方が嫌いなだけで、郷やアンタが嫌いな訳じゃない」と答えた。郷を飛び出して数年、沢山の冒険者と出会い特にジャンヌやマイラとの出会いで人として成長をした男の答えだった(イベント第4章)。
  • 帝国との戦いの後、怪我の為で寝込んでいたが漸く立てる様になり君主である兄オンギュルウスや里のしきたりへの理解を深める為、暫くはメディナヘイムに滞在する事を決めた。人として成長したせいか、眼の色が碧眼に変わり、黒い頭髪が金髪へと生え変わり始めていた。エルフの剣術をマスターし、魔法も覚えたことによりルーンセイバーとしての技術を手に入れた。

各地の主要人物

隊商宿ポレパリベース

アガベ・フルアクス/ヒュム♂/ボス

  • ゼゼナン荒野を通る行商路の中継地点、隊商宿(キャラバンサライ)ポレパリベースの主人。ベースの従業員からは“ボス”と呼ばれている。
  • かつては帝国陸軍で一兵卒から曹長まで上り詰めた叩き上げの軍人であり、当時の戦闘スタイルは恵まれた体格を生かし常人なら両手で抱えるのもやっとの大口径ガジェット砲を両手にひとつずつ持っての、殲滅戦。“機械仕掛けの戦鬼(ガジェットオーガ)”“ブラスター・アガべ”などの二つ名で恐れられていた。妻であるイーブンとの間に娘カメリアが生まれたことを機に軍役を引退し、貯蓄と退役金をつぎ込んでゼゼナン荒野の隊商路にある古い砦の廃墟を購入、改築し、ポレパリベースを開いた。
  • 実務担当のハーンは陸軍時代にアガベが率いた小隊に所属していた部下であり、幾つも戦場を共にした戦友。アガベ本人はリーダーとしての資質はあるが、細かな数字に弱いアガベをサポートするために(アガベを含む)周囲の反対を押し切って同時期に退役し、ポリパリベースに就職した。
  • ガジェットマニアの側面も持ち、陸軍時代の伝手を通じてかポレパリベースには最新鋭の大型ガジェット砲が配備されている他、武器庫には大小様々なガジェット兵器のコレクションが展示されている。中にはテスト運用を担当したシュボガッハ博士謹製の強力無比なガジェット兵器が含まれていると噂されている。
  • 豪快かつ楽観的な性格をしており、大酒呑みの大食漢。一人娘のカメリアを溺愛している。
  • 盗賊団による兵糧攻め事件においては、ベースの食糧備蓄が底を着く事態にまで追い込まれながらも表面的にはいつも通りに振る舞い、客たる隊商や冒険者たちを安心させるよう努めた。が、その裏では流石に状況を憂慮していたらしく、幾度となくハーンと深刻そうな顔で話し合っているのが見受けられた。盗賊を殲滅するだけの戦力はあるものの、宿の主人である自分がこの場を離れるわけにいかなかったのである。結果的には冒険者たちの活躍で食糧を強奪していた盗賊団は退治され、食糧も手に入れることができたが、この際にカメラマンを志すカメリアが冒険者たちに付いていったため、生きた心地がしなかったと後に語っている。が、娘が無事帰ってきたこともあり、今後はあまり過保護にせず、自分で自分の身を守れるようにしてやらねばな、と考えるようになった(イベント第2章)。
  • この際、際立った活躍を見せたジェイムズ・ゴッドフィールドに秘蔵のガジェット「跳馬咆哮〈マスタリングボルト〉」を譲った。

炭鉱都市ムードリアス

ウォルオウフ/ドワーフ♂/ウォ族代表

  • ムードリアスに住むドワーフ四氏族の内、ガジェット武器開発を主とするウォ族の代表にして、対外交渉におけるムードリアス全体の代表でもある。比較的低身長の者が多いドワーフ族中で、聳えるような巨漢であり、勇猛果敢な戦士として名高い。
  • 前回、前々回のウォーアーツ優勝者。シノウォ、アリウォ、マルウォ、ナーウォ、セルウォという五人の妻がおり、此度のウォーアーツ後にシャリファにプロポーズし、六人目の妻とした。
  • 愛用の武器は起動すると刃が超振動することで絶大な切断力を持つ“大戦斧「ヴァイブロアクス」”。更に、腰からは常に二振りの鋼鉄製戦斧を下げており、ウォ族でありながらガジェットに頼らない武術においてもかなりの腕前の持ち主として知られる。一見典型的なパワーファイターで、ウォーアーツではもっぱら古典的(スタンダード)な片手武器と盾を用いる戦闘スタイルだが、ドワーフ式双斧術の心得もあり、実戦では状況において戦闘スタイルを使い分けられる柔軟さを持つ。
  • 豪放磊落で明朗快活な性格を装ってはいるが、ムードリアスの代表として帝国と直接交渉/商取引を行う立場にあり、計算高く抜け目ない商人としての側面も持っている。また派手好きで誇り高く、見栄っ張りでもある。とはいえ表向きの性格も嘘というわけではなく、代表としてだけでなく、良き兄貴分としてムードリアスのドワーフ達には概ね慕われている。
  • 祭りではムードリアスの視察に来訪したザラキエル将軍の歓迎と案内を担当し、反応の薄いザラキエルに困惑しながらもドワーフの細工物や工芸品に、最新鋭のガジェット兵器などを見せて周った。ひととおり案内が終わった後は、祭りを巡って来訪者や市民と交流しながら、呑めや喰らえや歌えやと、ムードリアスの代表として率先して大いに楽しむ姿を見せた。メインイベントたるウォーアーツでは一回戦でファ族代表のファービンを破り、アイ族代表のアイネグロンを破ったサン族代表のサングと相対する。当初は優勢に進めていたが、サングのグルアイへの秘めた愛情から来る不屈の精神により情勢は逆転。膝をつけられ、誇りを傷つけられたウォルオウフは怒りの闘志を燃やし反撃。両者盾を捨ててのノーガードでの殴り合いに発展し、最後にはクロスカウンターで両者同時にノックアウト。満身創痍ながらもなんとか立ちあがることのできたサングが勝者となる。最後にはサングの健闘とグルアイとの今後の仲を祝し、ドワーフ族に伝わる古い酒唄を歌って祝福とした(イベント第3章)。なお、祭りのさなか、ディアマールから来たという冒険者に「ワシにはヒュムの母親を持つ弟がおってな。随分前にここを出奔しおったんだが、確かディアマールに向かうと言っておったなあ」と話していたというが……

妖精郷メディナヘイム

竜精の巫女/純白のハイエルフ♀

  • 妖精卿メディナヘイムのハイエルフの中でも、エルフ族の始祖に最も近い存在。
  • 100年に1人ほどの割合で、ハイエルフ同士の間から生まれる先祖返りで、里を守る大役を担う『竜精の巫女』として育てられる事となる。生まれる可能性を高めるにはハイエルフとしての血が純粋であればあるほどいいとされている。
  • 竜精の巫女は必ず女性のアルビノとして生まれ、髪や肌が透き通るほど白く美しい。
  • 竜の時代より妖精郷メディナヘイムに残されている遺物『古代魔導器』を使うことのできる唯一の存在。古代魔導器は1日に3回、使用することによってメディナヘイムの周囲全体に結界を張ることができる。この結界に足を踏み入れた者は、「次の瞬間別の場所(森の中心部から外部)へ転移する」ため、普段の妖精郷は不可侵の存在となっている。ただし、使用する為には膨大な魔力を必要とし、毎日複数回使用しなければならない竜精の巫女は、満足に歩くことが困難なレベルで消耗することもざらで、文字通り日々命を削りながら自身の寿命が続くまで里を守るという使命を果たす。
  • 妖精郷に伝わる伝承によると、古代魔導器は竜人が使っていた機械であるとされている。このため、竜人でないにも関わらずメディナヘイムにある古代魔導器を使用できる巫女は「竜の化身であり、妖精の如く希少な存在」であるという意味を込め『竜精の巫女』と呼ばれるようになったと伝わっている。
  • 竜精の巫女の衣装の要所要所にあしらわれた機械は、それぞれが古代魔導器の一部であり、その起動をサポートする役割がある。魔導器そのものは、巫女の持つ「杯」を掲げることで発動する。
  • 常人からすれば無尽蔵の魔力を持つ竜精の巫女だが、数十年に一度魔力が枯渇し、古代魔導器が扱えなくなる時期がやってくる。その間はメディナヘイムのエルフが総出で「水魔法」を使い、濃霧を作り出し里を物理的に隠すことで代わりとする。その間、竜精の巫女は数日ほど妖精郷で最も魔力の濃い土地に建てられた「竜の社」にて療養することとなる。
  • 竜精の巫女はメディナヘイムの象徴的存在であり、民からは崇められ、敬愛される存在である。しかし、実質的な政治力は持たず、君主や顔役たちによって作られ運営される妖精郷の政治や「しきたり」に口を出すことはなく、ただただその使命を遂行するのみ。メディナヘイムを閉ざすための機構に近しい生き方をしている。とはいえ、自意識を持たないわけでもなく、ルドラ帝国の侵攻から逃れるために君主や顔役たちが多くの無関係の者たちを犠牲にする計画を立てた時には、内心には強い反発を覚えた。が、しかし、竜の情報や秘宝を守ることは大陸の平和のために必須であるということもまた、理解していたため、強く反対意見を発することはしなかった。彼女は、「その代わり、帝国の侵攻が起きても、私だけは逃げずにいましょう」と、そう心に決めたのである。
  • 計画の日、竜精の巫女は君主オンギュルウスとハイエルフの中枢に己の決意を伝え、「竜の社」で療養しながらも、犠牲をしいてしまう冒険者たちとせめて少しでもと、交流を持つことにした。そして、帝国の侵攻が始まり里が混乱する最中、冒険者とその場にいたエルフ達に心の声を飛ばし、最期の望みとして「自身に魔力を集めれば古代魔導器が使える」という事を伝える。封魔器を用い、冒険者たちや里に取り残されたミドガルエルフやダク族の協力もあって、オンギュルウスとカラマリウスが正に絶体絶命という場面で見事古代魔導器を発動させることに成功。集まった魔力があまりに膨大だったため、通常は森の外へと飛ばすだけなのが、郷に集結していたゴーレムは遥か彼方へと消え去ったのであった。最後に、巫女は里を救ってくれた冒険者達に「竜の創世記からの一節」を伝え、礼とした(第4章)。
  • この騒動の後、無事に魔力が回復し、妖精郷メディナヘイムはまた結界に包まれた。今日も、竜精の巫女はその使命を果たしている。
  • 実は君主オンギュルウス、カラマリウスとは異母兄弟の関係にある。しかし、竜精の巫女は生まれた時から名前を与えられることもなく、巫女としての使命が果たせるようになるまで外界から隔離された特殊な環境で育てられる。そのため、互いに姉弟としての意識は存在しないに等しい。彼女はその意識において、ハイエルフですらなく、「竜精の巫女」という存在であり、そう生きているのである。

オンギュルウス/ハイエルフ♂/君主

  • 妖精郷メディナヘイムの現君主。通称はオルス。側近にミブオルウス(通称ミルス)とサンジョルウス(通称サルス)がいる。
  • 一見して傲慢なまでに超然とした雰囲気を纏う、ハイエルフの中のハイエルフという印象を他者に与える。が、その実それは民を思う心と己の立場の相克からくる罪悪感と、己を縛り続けるハイエルフ純血主義への怒りを隠すための仮面であり、その本質は自己犠牲と慈しみの人である。
  • オンギュルウスは夭折した前君主の第三妃の子として生まれ、王太子として幼少期から徹底した帝王学を叩きこまれた。なお、異母姉に第一妃の娘である“竜精の巫女”と、異母弟にミドガルズエルフの妾の子であるカラマリウス(カリス)がいる。前者は生まれた時から特に清浄な場所に隔離されて育てられたため交流はほとんどなく、両者共に姉弟としての意識は薄い。歳の近いカリスとは物心ついたころから仲良く遊んでいた。
  • 妾の子。混じり者。不純な血。カリスを取り巻く忌避の空気は、長じるにつれ子供たちにも伝染し、虐めへと発展していった。弟を守ろうとしたが、周囲の大人たち、そして他でもない父にそれを止められてしまう。それまでに素直に「メディナヘイムと民を守る」という君主の責務、そしてそれを支える伝統としきたりに誇りを懐いていた彼は、その日それが「ハイエルフの血統を守る」ことを至上とするシステムに過ぎないことを知る。真実を知ったオルスは可能な限り影から弟を助けようと尽力はしたものの、表立って庇うわけにいかず、ふたりの間の軋みは大きくなっていった。やがて、カリスが外の世界に憧れていることを知ると、敢えて突き放すような言動をとることで旅立ちの決意を後押したが、このことによって兄弟の仲は決定的に決裂することとなる。
  • 他者のために己の感情を犠牲にする傾向の持ち主で、それは君主の座についても変わらなかった。「郷や周りの人を守りたい。そのためだったら自分を犠牲にしても構わない」という想いは、長老衆の純血主義と相いれず、システムの歯車としてその二つを両立させるため彼は長年軋み続けることとなる。
  • 長年、帝国からの侵攻を逃れてきたが遂に里への侵入方法が帝国へと知られてしまう。魔力の枯渇と帝国の一方的な協定への対抗策として、「郷と種の存続のために外から来た冒険者を犠牲にする」という苦渋の選択を余儀なくされる。心の中で血の涙を流しながら、冷徹な王の仮面を被り、広く大陸中へとお触れ(エルフの隠れ里のお祭りクエスト)を出した。
  • 冒険者達が里に集まり、偽の祭りの準備をさせつつ、帝国との交渉においては予め用意しておいた計略を使うも帝国の侵攻が始まる。予定通り一部のハイエルフのみ逃がし、自身も逃げる準備を始めていた所で配下より状況を伝えられると、体のいい捨て駒として扱われたことに憤慨すると思っていた冒険者や里のミドガルエルフが戦っていると言うもので、その大勢の姿を見てしまう。心の中に膨れ上がる想いが、君主の責務という機構の軋みを強くしていく。郷を憎んで出奔したはずの弟、カリスの姿もあり彼が己を虐げた者たちを守るため、剣を手に戦う姿に、心を覆い隠してきた殻が破れ戦地へと身を翻し戦いに向かうことを決意。急を要していた為、“妖精王の双刃アールブ=デュアリズム”のみを携え、ミルスとサルスと共に弟と里の民の為に広場へ向かう。結果的に、オルスとカリスの連携、冒険者たちの尽力、そして竜精の巫女の力(とダントン将軍の失言)により新型ゴーレムは倒され、帝国軍も退けられ、妖精郷は無事守られた(第4章)。長年反目し合っていた兄弟の仲も即座に元通りとはならないがだろうが、少しずつ歩み寄っていくことができた。

トーマス・ウェル/ヒュム♂/冒険家

  • 冒険者ギルドの元A級ハンター。昔は名の知れた冒険者だったが何年もクエストを受けておらず、ほぼ引退している様なものなので冒険者ではなく「冒険家」と称している。
  • 雰囲気だけで只者ではない空気を醸し出しているナイスミドルな男性。ワンポイントで薔薇の花の刺繍の入った服を着ていたり、薔薇の花を胸に刺しているなど少しキザなところもあるが、洗練された所作やゆったりとしたバリトンボイスでの口調なども相まって少しも嫌味がないオシャレダンディー。
  • 家族構成などは不明。
  • 若者や特に女性には非常に優しく紳士的。酒場で新米冒険者を見つけると気さくに声をかけつつ情報をちらつかせ酒を一杯をねだる。奢るとその人が予想しているよりはるかに有益な情報を提供する。情報屋ですら知らない内容であったり、ベテラン冒険者を紹介したりしてくれたりする。初めて会った他人でも自分が新人だった頃のしなくてもいい苦労をさせたくないという思いからの言動。お節介ともいう。
  • 若い頃に沢山のクエスト依頼をこなしながら大陸中を旅をして知見を広め、冒険者として順調に経験を積んでいた。ある遺跡で古代魔導器(後々知る事になる)の存在を知る。それについて調べ始めるが、当時近い将来S級になると評判の冒険者だったトーマスの元には沢山の依頼が飛び込んでくる様になっており、古代魔導器について調べる時間が取れない事から全ての関係を断ち切り調査の旅に出る事にした。大陸を旅をしながら手がかりを探していたが決定的な情報は見つからないないままだった。
  • 各地で見込みのある冒険者と仲良くなりながら流浪の旅をしていた時に「エルフの隠れ里のお祭りクエスト」の情報を聞きつける。エルフの隠れ里である妖精郷メディナヘイムへは5年前にたまたま入る事が出来たが、翌日には追い出されてしまっていたので古代魔導器の有力情報がある地と予想していただけに悔やんでいた。その場所がこのクエストに関係しているということもあり、10年ぶりであったが参加する事にした。このクエストに帝国が関係している事をある情報から知ると、最悪の事態を想定し独自に作戦を考える。湖畔の町トゥールースでタオ・ストラーダやファルガ・ラムドショットに声をかけ、パーティーを組み妖精郷メディナヘイムを目指した(短編小説10話)。
  • 妖精郷メディナヘイムへ到着し、やはり郷の様子がおかしいことに確信を持つ。自身と同じく「エルフの隠れ里のお祭りクエスト」で集められた冒険者の中からいざという時の協力者を募るため計画を立てる。だが、帝国の関係者が紛れ込んでいる可能性もあるため慎重に行動することにした。以前訪れた際にもあった驚くほど大きな椅子、美しいハイエルフ カーヤサウヌに案内してもらったバラ園を再確認し、冒険者に向けた「妖精の悪戯?」というクエストを思いつく。自身で書いた手紙を郷の入口で拾ったとミドガルエルフに渡したところ予想通り不審がり始めたが祭りの準備で手が離せないという。ならば冒険者がたくさんいるから手伝ってもらえばいいと助言しクエストと認知させた。自分の元にたどり着く者は『エルフのお願い』を聞いてあげる程、気の良い冒険者であると判断し、辿り着いた冒険者達にクリア報酬のスターチケットを渡しつつ本命であるメモをそっと渡す。「帝国が必ず何かをしでかす、その時は協力して欲しい」という内容のもの。悪い予感は的中するもので、ハイエルフの君主と帝国の将軍による協定は破談。帝国によるエルフの郷への侵略が始まろうとしていた。竜精の巫女の助言により冒険者たちから魔力を集めれば古代魔導器を発動できることがわかり、冒険者たちに「封魔器」に魔力を集めるよう呼びかける。先ほど協力を要請した者たちが率先して誘導してくれたおかげもあり必要量が集まった。その魔力で竜精の巫女が発動させた古代魔導器の力により、郷の周辺に控えていたゴーレムが消滅。郷に来ていた帝国の将軍たちも撤退し妖精郷メディナヘイムは救われた。(イベント第4章)。
  • 郷での功績を認められ竜精の巫女に謁見させてもらうことができた。竜の話や古代魔導器の話を聞きかせてもらい情報をまとめた後、次の旅の目的地としてプライモール地方に向かった。

キッキレキ ・ハルバルズ/ヒュム♂/流浪人

  • モジャモジャの髪と、ツギハギだらけで派手な服装が特徴の流浪人。
  • 金回りの良い仕事をしながら大陸各地を旅している。根っからのギャンブル好きで、行く先々で賭博場や酒場の客と賭け事をする姿が目撃される。然しギャンブルで勝つこと自体や賭け金にはあまり執着しておらず、勝つか負けるかのスリルを楽しんでいる。
  • 口が達者で人から情報を引き出したり、人の顔を覚えるのが得意。昔は闘技場のリングアナウンサーをしていたりと謎の経歴を持つが、本人曰く本業は探偵らしく、個人的な依頼で報酬が高ければなんでも請け負う。
  • 仕事によっては他人から恨まれたりする事もあるため偽名を名乗る方が多く、キッキレキ・ハルバルズ、ココリコ・メリクリウス、ニューワット・リフロプトなどいくつかの名前を使い分けている。
  • 年齢的に相応な表現だが、旅先で知り合ったコビットのチエルとユエルに「オジサン」と呼ばれ傷ついた事をきっかけに、最近は若干身なりを気にし始めるようになったらしい。
  • 多くの人間と関わりがあり知り合いは多いが、固定の仲間を作らず単独で行動している。争い事は避けたいと思っており、どうしても避けられない場合は、口八丁のハッタリか隠し持った自慢の武器を使って戦うが、冒険者ではなく戦いを専門としてもいない。
  • 嘘やハッタリで人を騙すことがあるが、その分自身も騙されたりする。とりわけ女性にはよく騙され、金を貢いだり盗まれることもしばしば。
  • キッキレキが表舞台で多くの人間に目撃されるようになったのは、交易産業都市ディアマールで「エルフの隠れ里のお祭りクエスト」という高額報酬クエストの仲介人として、冒険者の勧誘を始めてから。正式な依頼元不明のきな臭い仕事ではあったが、仲介報酬も高かったため、様々な手でクエスト参加者を集めた(短編小説4〜5話)。参加者への移動費支払いと、中継地点にて次の目的地の地図とゴルトを渡す仕事も仲介内容に入っていたため、モーデン地方各地を移動する事になる。行く先々でクエスト参加者を募りつつ、ついでに現地で別の仕事をこなすなどしていた。この仕事を受けた時から本当の依頼主を個人的に調べ始め、様々なルートから情報を掻き集める内に「オンギュルウス」というハイエルフが関わっている事を知る。帝国とハイエルフとの大きな争いが起きると推測したキッキレキは、只の仲介人とはいえ罪悪感を覚えた事もあり、周辺情報で知った君主の弟である冒険者カリスと、闘技場にいた頃の知り合いであるA級ハンタージェイムズに、炭鉱都市ムードリアスにてそれとなく情報を渡した(イベント第3章)。ウォーアーツ実況の手伝いをジェイムズに依頼し、報酬を支払うつもりが酒場にいた者達におごってしまい手持ち金が無くなったため、カーネビーまでの荷物持ちとしてジェイムズ達と一緒に旅をする事になる。反乱軍基地に到着してからも内部へ案内され浮かれていたが、反乱軍の目的はキッキレキの持つ情報だった。拘束と脅迫により自身の持つクエストに関する情報を全て反乱軍に無償で提供した後も、釈放されず牢屋に閉じ込められた(短編小説10話)。しかしその後、反乱軍幹部のレッド・チャップより「メモリスト潜入捜査」の依頼を受ける。“メディナヘイム妖精事件”(イベント第4章)の名で大陸中に事件の話が広がると同時に、エルフ達の勝利に貢献した冒険者を集める原因を作った1人として帝国から目をつけられ、偽の犯罪歴をでっち上げられて帝国指名手配リストにも載ってしまう事となった。