“夢見の麦穂亭”の気前の良い店主。訪れる客を満腹にし、幸せな気分で帰すことを信条とする。純真な性格で村の困りごとには進んで手を貸し、ギルド協会員としても信頼されている。感情豊かで何にでも感動しやすく、時折オーバーなリアクションを見せる。嘘や遠隔表現を理解するのが苦手で、常にまっすぐな態度で人に接する。

音楽が好きで好奇心旺盛なコック。接客時は丁寧な口調でお客様に接するが、裏では豪快な性格で口調も荒い。釣りが大好きで休日には常連客と一緒に釣りに出かけることが多い。何故か「兄弟」という言葉を耳にすると、一瞬寂しそうな表情を見せる。

“夢見の麦穂亭”で働くソムリエ(？)の店員。お酒に対して造詣が深く、知識も豊富でオーナーのバルックや店員たちから絶大な信頼を得ている。が、実際はワインをはじめ全ての知識が適当で、それっぽい言葉を並べて相手を丸め込んでいるだけ。見た目と話術の説得力のみで生きている男だが、そこに悪意は一切ない。

おっとりした性格で、忙しくてもマイペースな接客が変わらないウェイトレス。少し天然気味で会話が微妙に噛み合わないことも。ぼんやりしているように見えるが記憶力は抜群で、一度来たお客のことはしっかり覚えている。超辛党でカバンには辛い調味料を常に隠し持っている。

明るい性格で、みんなが喜ぶことや楽しいことが第一のラブ＆ピースなギャル。流行や新しいものに興味があり、都会での暮らしに憧れているが、村の自然や料理、音楽から離れる決心ができず何年も踏み出せずにいる。そのため冒険者から旅の話を聞くのが好きで、憧れの世界に思いを馳せている。

双子のコビット冒険者「チエルとユエル 」の親戚。彼女たちの冒険話を1冊の本にまとめようと執筆中だが、話が長すぎて整理できないのが悩み。仕事終わりの1杯が楽しみで働いているが、実はお酒に弱い。落ち着いているように見えてテンパりやすい性格。木の実や花を使ったアクセサリー作りが得意で仕事仲間に配っている。

働き者だが仕事中にこっそり”つまみ飲み食い”するのが日課。そのたびに年下のティアナに怒られてはそれっぽく謝るが、実はティアナの怒った顔を見たいだけ。お店の仕事が大好きでオーナーや仲間たちにも愛着を持っている。遊びに来て賑やかに楽しむお客も大好きでパンパン豆を強く勧めてくる。

夢は旅劇団に入って様々な街を巡り、大きな舞台に立つこと。勉強のために本を読み漁るが、努力の方向性を間違えて独特の田舎訛りを習得してしまった。本人は都会の喋り方だと思っている。正義感が強く猪突猛進な性格。曲がったことには我慢できず、オーナーや先輩のココナにも物申すが最後には丸め込まれてしまっている。

お店の仕事をテキパキこなす、しっかり者のウェイトレスリーダー。モタモタしているとすぐに注意するタイプ。実は”かわいいもの”が大好きだが、自分のキャラじゃないとひた隠しにしている。が、周囲にはバレバレ。よくお土産でぬいぐるみなどをもらっている。お客さんが楽しそうに食事する姿を眺めるのが密かな楽しみ。

ちょこまかと動き回る見習いコック。料理は五感で覚える派。つまみ食いで味を覚えて同じように作ろうと試作を重ねている。キッチンだけではなくホールにも出るが、オーダーを覚えるのが苦手で間違えることも多い。帽子には非常食のナッツを隠していて、鼻歌やスキャットを口ずさむのが癖。

ナイニ村に住む野菜農家で”夢見の麦穂亭”が忙しい日はコックとして働いている。トマトが大好きで常に持ち歩いており、色んな塩を振りかけて食べている。トマトが嫌いな人が多いのが悩み。ギルドカードを集めるのが好きで、最強の冒険者パーティーを作るゲームを楽しんでいる。

“夢見の麦穂亭”の常連でナイニ村唯一の仕立て屋。面白そうなら変な依頼でも快く引き受けるため、村人の中に「これどこで買ったの？」と言われるような奇抜な服を着た人がいればたいてい彼女の仕業。ちゃんとした服も作れるが、「売ってるもんは買ゃあいんだよ」と一蹴することも。謎にポケットから大量の飴がでてくる。

沢山の村や街を行き来する商人。元はナイニ村の出身だが、今はミドガルエルフのファルファトと共に行商をしながら、出会った人々を巻き込んで演奏を楽しんでいる。本人は吟遊詩人らしくクールに振る舞っているつもりだが、一緒にいる無口な相棒のせいでたくさん喋る羽目になりボロが出てしまう。

沢山の村や街を行き来する行商人。相棒のグラノンに巻き込まれ、仕方なく演奏をしている。実は人と話すことや目を合わせるのが苦手で、接客はグラノンに任せている。しかし、旅で得た豊富な知識をもとに、目利きした商品のラインナップには自信を持っている。

温厚でマイペースな画家。ナイニ村へは絵のアイデアのストックとして写真を撮りに来た。果物の絵を描くと新種の魔物だと評価される独創的な描画スタイル。パトロンがいるためのびのびと絵を描いているが、トカゲだけは描いてはいけないルールがある。手についた絵の具を服で拭う癖があり、いつも服が絵の具まみれになっている。

影のある見た目と近寄りがたい雰囲気を持つが、実は人見知りで妄想癖のある変わり者。危険なクエストや力仕事は苦手で、簡単な依頼しかこなせない。独特のファッションセンスの持ち主で、多くの指輪やケガもないのに不要な包帯を身に着けている。周囲から「ズレてる」と認識しつつも自己満足として一人楽しんでいる。

珍しい植物を求めてナイニ村を訪れ、ついでにバルックからの依頼も手伝った。大柄な男性だが細かい作業が得意で、非常に温和な性格。様々なお菓子をすりつぶしてオリジナル調合したお菓子作りが趣味。将来はお菓子屋さんになる夢を抱いている。

ラクンと行動を共にし、軽い調子で物事を捉える。真剣な場面でも茶化すことが多いが、危険時には鋭い判断力を発揮する。ラクンが作った薬やお菓子の試食役にされることが多く、出されたものは何でも飲み食いして「うまい！」と二つ返事をする。

ナイニ村で一番広い畑を持つ農家で、奥さんと一緒にジャガイモ作りに励む愛妻家。

普段は「夢見の麦穂亭」の常連客だが、農家仲間のピスタに頼まれて急遽厨房に入ることに。

初めての仕事ながら、明るい性格で場を盛り上げ、特技のセールストークで料理をさらに魅力的に見せるのが得意。