用語集

-基本用語-

冒険者

大陸中を歩き回って各地を旅する者たちの総称で、細分化すればその種類は多岐に渡るが、この場合冒険者とは
『ハンターズ協会が交付するクエストを引き受けて依頼内容を達成し報酬を得て、それを生業としている者たち』を指す。

冒険者ギルド

各地に支部が存在するクエスト斡旋所で、主に冒険者用の仕事を取り扱っている。
その仕事は<ギルドクエスト>と呼ばれ、失せ物探し、素材収集、遺跡調査、モンスターの討伐など一般人には
請け負い難い内容となっている。
冒険者の階級によって受けられるクエスト内容が変わる。

ハンターズ協会と階級

冒険者ギルドを統括しているハンターズ協会本部にて各地にクエスト内容を配布・管理をしている。
その運営は帝国や竜信仰といった勢力派閥以外の人材で構成されているので冒険者たちの身分や勢力など関係なく登録をすれば誰でも冒険者になれる。
<ハンターランク>という階級制度があり、その階級によって受けられるクエストが変わる。
ランクが上がれば上がるほど、より危険なクエストになると同時に、ギルドが管轄する施設での待遇なども大きく変化する。
D級から~S級までの5段階評価。階級はギルドへの貢献度により更新される。
階級が上がれば、今まで受注できなかったクエストに参加出来たり報酬が変わったりと様々な恩恵がある。

ギルドカード

ハンターズ協会から所属している冒険者全員に配布している名刺のような物。名前は勿論のこと、現在の階級なども記載されている。冒険者同士でクエストに行く前には必ずカードの交換を行っている。
このカードは名刺以外の用途として冒険者同士でカードバトルをして遊ぶことも出来る様になっている。
ギルドへの貢献度により上がる階級とともにカードのデザインも変わる。

-世界情勢-

帝国

200年前の大戦で絶対的な王者として君臨していた<竜>達を機械の力で打ち破り、新たな世界を作り出した一族が統治する機械大国。
蒸気機関を応用した<特殊技巧-オーバーテクノロジー->を駆使し、魔銅兵や飛空艇といった軍用兵器から飛空艇・蒸気船・蒸気自動車といった流通に便利なものを開発することで人々の生活を豊かにしていった。
竜を打ち破るほどの兵器を所持していることもあり、世界各地の国々が帝国の属国になっている。
特殊技巧での製造工程から出るガスやスモッグなどが自然破壊に大きく影響を及ぼしていることから、
機械の製造を中止するよう抗議する地域や団体がわずかだが存在している。
各地では頻繁に抗争や勢力争いが行われている。

魔銅兵(ゴーレム)と徘械人形(ドロイド)

帝国の特殊技巧により生み出された機械兵士――魔銅兵(ゴーレム)。
量産兵として各地に配備され、帝国の守りを固める従順な兵士。
ゴーレムに組み込まれている【命令制御式プログラム】には機能期限があり、この期限内にプログラムを更新せずに放置するとプログラムが暴走し、野生化――徘械人形(ドロイド)と化す。
ドロイドは大陸中を無為に放浪し、目に留まった存在を自身のエネルギーが尽きるまで見境なく襲うようになった。
なお、ドロイドは帝国法によってモンスターと同じ扱いであるため、破壊しても問題はなく、その部品の多くはガジェットに流用することができるため、工房で高額取引されることもある。そのため冒険者の中にはドロイドの討伐を専門に行い、その部品を工房などに売ることで生計を立てている者も少なからずいる。

竜信仰-リヴァイア-

その名の通り、かつてこの世界を守護していた竜を崇めること。
あるいは竜の自然を尊重する思想に啓蒙し、崇め、信仰する者たちのこと。
竜信仰者は、同時に魔法信奉者でもあり、自然信仰者でもある。
竜信仰は、かつて機械技術を発展させるため、資源を際限なく乱獲し続けた人間に対して、竜が異を唱えたことを始まりとしている。
竜が教授した魔法は自然との同調を必須とするため、自然を破壊して機械技術を発展させる帝国の政策とは相容れないのだ。
そのため自然環境を開拓・破壊を繰り返す帝国の技術推進に異を唱える反帝国活動家の中には、竜信仰の者が多く存在する。

魔法

呪文を唱えることで様々な現象を発生させることができる特殊技術。
魔法は自然(この場合〝天然の資源〟)が多いほど魔法の威力が向上し、逆に人工物が多い場所だと魔法の威力は低下する。
その為、魔法使いは魔力の源となる資源を持ち歩いているものが多い。
竜が存在しない現代において、魔法を習得するには大陸中に散逸した『竜の碑文』を探し出し、そこに記されている呪文を解読し書き写し『魔法屋』に持っていき魔法紙にしてもらう必要がある。魔法発生には〈魔法紙に書かれた呪文の詠唱・属性ツールでルーンを描く〉ことが必要な為、かなりの集中力が必要である。
魔法は誰でも使用できるわけではなく、「資質」があるモノたち以外は使用できないが「封魔器-ふうまき-」や「マジックボトル」と呼ばれる魔法を蓄積して任意で放出できる道具がある。非常に希少なものなので高値で交換されている。
» 魔法についてもっと詳しく知る

竜の碑文

世界の各地に点在する、竜が残したとされる碑文。
碑文にはそれぞれ魔法の呪文がルーン文字で記されており、それを解読し、魔法屋に解読メモを渡すことで魔法紙と交換して貰い、新たな魔法を体得することができる。
その多くは洞窟や遺跡の奥に隠されていることが多いが、稀に記念碑代わりに街のど真ん中にある――などという事例も存在する。

竜(りゅう)

超越的存在。あらゆる生命の頂点であり、世界の王者にして守護者。
かつてこの世界に存在していた種族であり、現在では伝説と化した種族である。
永遠に等しい命と豊富な知識を持つ。かつて人々に魔法という技術を与えたのも竜である。
200年前、機械技術を手にした人間たちと争い、その多くは打ち滅ぼされてしまい、残った僅かな竜は世界の何処かへと消え去ったと云われている。
現在その存在は禁忌認定されており、竜に関しての知識は厳重に管理され、時に厳しい処罰を課されることもある。

-技術-

ガジェット

帝国の機械技術によって生み出された機械式の武器。あるいは道具。
機械文明を象徴する道具の一つである。
従来の鉄製品の武装に比べて高い性能を持つものが多く、銃器類ともなれば素人でも扱いやすいため、値は張るが、その普及率は高い。
ガジェットはその性質上『蒸気エネルギー』を動力とするため、一定時間、あるいは一定回数使用すると、再度『蒸気エネルギー』を補填するまで大幅な性能低下に陥る(一例:剣型のガジェットならば切れ味の低下)。
ガジェットによっては取り扱いに注意が必要なものがある為、ガジェットライセンスなるものが存在する。

鋼鉄製の武器

鉄や青銅などの色んな鉱石で作られた武器のこと。かつては旅人から傭兵、あるいは兵士や騎士。そして大多数の冒険者の旅に必要不可欠だった代物。近年は機械技術の発展で誕生したガジェットの普及に伴い、武器の製造数は激減した。現在は遺跡などで手に入るものがほとんど。
ガジェット(特に一級品の代物)は高価であることから、駆け出しの冒険者が手に入れるのは難しく、『蒸気エネルギー』の使用回数制限というデメリットがあるため、駆け出しの冒険者にとっては必須の装備であり、ベテランの冒険者も副兵装として携行することが多い。

-乗り物・陸-

移動手段として用いられることが多い。馬貸し、馬に荷台を引かせた乗合馬車などが主な移動手段となる。
個人で所有するのも馬貸しから借りるのもそこそこ金額がかかる為、一般人はロバに乗ることの方が多い。

蒸気駆動式四輪車(ガーニー)

蒸気機関を動力として動く四輪車。
あくまで都市内部の移動手段として普及しているため、帝都から離れた地方都市などではあまりお目にかかることはない。
帝都から遠地に足を運んだ旅行客などは、ガーニーの認知度の低さに驚くだろう。

ガーニー=フロッグ・レース (G.Fレース)

流線形に加工された車体を持つガーニーを利用した競技レース(なお、〝フロッグ・カー〟の由来はその車体加工の見た目が『蛙』に見えることに由来する)
数ある娯楽の中でも最も知名度の高い競技であり、特に年に一度開催される『大陸横断レース』は、大陸中が観戦する名物競技である。
子供たちから「ぐるぐるカエル」の愛称で親しまれており、大人から子供まで熱くなれる娯楽である。

-乗り物・海-

帆船

帆を張り、潮の流れと風の力を利用する船。主に漁業に使われており、大陸間の航海には向かない。

外輪式蒸気船

その名の通り、船の両外側に回転する外輪が備わっており、蒸気機関の動力によって外輪を回転させることで推進力を得る船である。
帆船のように風に影響されることなく潮の流れにも逆らって海を進むことができるため、海路を利用した輸送・貿易のために用いられる。
また海賊も存在し、海賊船の多くは武装した蒸気船である。

-乗り物・空-

飛空艇

蒸気機関と連動した大量の回転式推進翼(プロペラ)と巨大な質量をも浮かすことのできる気体をつめた気嚢により飛行を可能にした空飛ぶ船。主な用途は都市間の移動手段で、国営の交通機関である。高空を飛ぶため、モンスターや空賊などと遭遇するリスクは激減するが、
その分運賃が高いため、富裕層や大きな商会などの利用者が多い。

小型飛空艇

一人または二人乗り用の小型の飛空艇。
回転式推進翼(プロペラ)によって空を飛ぶことができ、内蔵した蒸気機関次第ではかなりの速度で飛行することが可能である。

本来は軍の偵察機として開発されたのだが、その機能美に魅せられた一部の工房職人たちが独自で開発を始め、ある時期から市場で流通しだした。
性能はピンキリであったが、その当時貴重な民間開発の小型飛空艇を手に入れた者が現在の運び屋や空賊たちの先駆けとなった。

巨大飛空船艦

機械技術の結晶とも言える、超大型の飛空艇。
一隻建造するために莫大な費用・膨大な人員・多大な時間を費やすため、帝国以外でこれらを有する国は片手で数えるほどにも満たない。
また帝国には『超蒸気機関』を動力源とする巨大飛空船艦があり、その能力は他の船艦の追随を許さない。

超蒸気機関

大戦後に帝国で製造され、今なお動き続ける極大の蒸気永久機関。
運用されているものの殆どが帝国の帝都で用いられており、帝都とその周辺都市のライフラインを支える重要な役割を持つ。
その製造工程は秘匿されており、一部では「竜の心臓が用いられているのではないか?」などという都市伝説すら囁かれているものの、その真偽は不明である

-都市-

交易産業都市ディアマール

自治権を持つ自由貿易都市のひとつで、質のいいガジェットを作る機械技士の都市である。造船所として存在していた小さな町を起源としている。
現在は帝国から蒸気船や飛行艇の部品の製造を受注しており、その見返りとして自治権を認められた、自由交易都市である。
都市はそれぞれ富裕層区、居住区、職人街区、交易区、造船区、港区など、区画別に分別されているのが特徴。
交易区にある《メリメロボ通り》は旅人たちが交流するための中心的な場所であり、多くの冒険者や行商人によって賑わっている。旅人や造船所の職人たちが集まるは酒場があり、この酒場はディアマールにおける冒険者ギルドも兼任している。

隊商宿「ポレパリベース」

主に、山岳地帯や荒野といった険しい場所を渡らなければいけない、キャラバンの為に作られた隊商宿を〈キャラバンサライ〉という。利用する者たちからは<ベース>と呼ばれてる。
馬や食料やアイテムといった旅に必要な物資が揃っていて尚且つ、警備体制がしっかりしているのでキャラバンたちは安心して休息が取れるオアシスの様な場所。
ゼゼナン荒野の真ん中に位置するキャラバンサライ「ポレパリベース」。四階建の建物と中庭と厩舎という何処にでもあるベースだが、このベース最大の特徴は屋上に設置されたガジェット砲台である。
その存在がいい牽制になり、盗賊の襲撃になどの被害に遭っていない。

-種族-

人間(ヒュム)

世界の人口の80%を占める最も多い種族。突出した才能や能力を持たないが、あらゆる分野に通じる可能性を持ち、なにより深い探求心を持つ。
悪く言えば貪欲な種族である。
その類稀なる探求心と蓄積した知識によって高度な機械技術を生み出し、世界の守護者であった竜を退けるまでに至った。

亜人種(エルフ・ドワーフ・ミクルフ)

エルフやドワーフ、ミクルフ(獣耳族)などのヒュムに似ながらヒュムとはまた異なる姿形・文化・風習を持つ種族たち。

<エルフ>
エルフは自然との親和性が強く、竜信仰者が多い。自然と共に生きる為、同種族のみで里を作り生活するものが多い。機械や機械自体を作ったヒュムを嫌っている。耳が長く細身で長身、魔法が得意といった身体的特徴がある。里を出て別種族と長年生活を共にしているエルフの一族も存在しているが、その種族は耳が長い特徴だけを残してそれ以外はヒュムとあまり変わりがない。「ホビット」と呼ばれる事もある。世界人口2%と希少な種族。

<ドワーフ>

ドワーフは卓越した技術力を持ち、機械技術に精通している職人気質の種族。竜のいた時代は鉄を使った武器・防具などを作っていたが機械の登場により自分たちの技術を更に発展させる機械工作をメインに作ることになった。今のガジェット技術の進歩はドワーフ達の力が大きい。身体的特徴として、種族全体の身長が低く「小人」の印象が強いが機械工作への興味と生活環境の変化によりその特徴は年々薄れて来て「背の高いドワーフ」も存在している。男性は髭を蓄え工作技術が高い者を良しとし、女性は髪の毛が長く歌声が綺麗な者を良しとする文化がある。世界人口5%。

<ミクルフ>

ミクルフは耳や尻尾を生まれながらに持った種族でエルフやドワーフといった種族同士のみで暮らさない自由を愛する流浪の民。何らかの動物の遺伝子が入っている為、反応速度がほかの種族より優れている事や、本能に忠実であり正直者が多い為、ウソが苦手といった特徴を持っている。世界人口13%。

竜人種(サラマンダー)

200年前竜と共に姿を消した、竜より力を与えられた種族。人よりもはるかに強靭な身体能力を有し、竜に仕えていた者たちである。
現在は世界から姿を消しており、存在の真偽すらあやふやとなっている。